奇跡!一発で永住権のパートナービザに

先日、ついにウチの嫁のパートナービザが無事に降りました。申請してからだいたい1年くらいは経過していたかと思います。無事にビザがおりて何よりです。それも、とても幸運なことに、一時滞在ビザが免除され、いきなり永住権としてのビザがおりたのです!

1.パートナービザの基本的なプロセス

パートナービザの順序としては、原則このようになります。

  • 一時滞在ビザ扱いとなるパートナービザ・Subclass 820を申請
    ↓↓
  • Subclass 820のパートナービザがおりる
    ↓↓
  • だいたい15カ月~24カ月後、移民局から求められる追加書類を提出し、永住権となるパートナービザ・Subclass 801を申請
    ↓↓
  • Subclass 801のパートナービザがおり、永住権となる。

流れとしては、こんな感じです。

ですが、よくよくオーストラリアの移民局ホームページを見ると、こんなことが書いてあります。
(https://immi.homeaffairs.gov.au/visas/getting-a-visa/visa-listing/partner-onshore/temporary-820#About から抜粋)

How long you can stay

Stay on the visa until we decide your permanent visa (subclass 801) application.

For most applicants, this stay is from 15 to 24 months.

Applicants who have been in a long term relationship before they apply might not have to stay on the subclass 820 visa at all. We might grant you the permanent visa immediately after we grant the temporary subclass 820 visa.

つまり、パートナービザ申請の時点ですでに長期間にわたる関係があれば、いきなり永住権ビザを出すこともあるかもよ、とあります。

まぁでも、あまりこれには期待していませんでした。ビザエージェントの人からも、これはホントに稀なケースだよと言われていましたし。

それがなんと!ウチの場合はこの稀なケースとなってしまったので、ホント驚きです!!

なので、嫁の場合は5年のMedicareにすることができたり、Job Seekerやその他オーストラリアの公的援助を受けることがもうできるのです。(一時滞在ビザ状態のままではこのような支援はまだ受けられないのです・・・)

 

2.結果が出るまで実際どれくらいかかった?

ほとんどの方は1年前後で結果が出ているようです。ですが、長い人だと2年くらいかかってやっとビザがおりた、なんて人もいらっしゃるようですので、気長に待つしかありません。

ちなみに嫁の場合ですが、2020年の3月終わりか4月はじめくらいに申請したかと思います。で、ビザが下りたのが数日前ですから、ホントに1年くらいですね。

実際、もっと早かったかもしれません。

というのは、去年の3月か4月に申請して、12月の終わりに追加書類として嫁と僕のポリスチェックを出してくださいという連絡が来ました。

オーストラリアのポリスチェックは2週間くらいで届きますが、僕の場合はカナダと日本のポリスチェックを取得しなければならなかったため、どうしても時間がかかってしまいました。

ご存知のように、日本のポリスチェックは2か月くらいは到着に時間を要します。

やっと日本のポリスチェックが届いたのが今月3月のはじめ。それからアップロードで提出してから10日後くらいにビザが下りたのです。

もし日本のポリスチェックのプロセスがもっと早かったら、ビザが下りたのも1~2カ月早かったかもしれませんね。

 

3.いきなり永住権となった要因とは?

ホントにミラクルが起きたという他はないのですが、要因を無理矢理考えてみました。

まずは、前述のオーストラリア移民局の定義する「Long term relationship」には、間違いなく該当しているでしょう。(https://immi.homeaffairs.gov.au/help-support/glossary#long-term-relationship から抜粋)

Long term relationship

You are in a long term relationship when you lodged your application, if you had been with your partner for either:

  • 3 years or more
  • 2 years or more, and there is a dependent child from this relationship

申請の時点で、僕等の関係は5年弱となっていましたし、しかも実は、突き合い始めてから数か月後には同棲を始めていて、すべて不動産屋からの賃貸契約書、またはNSW州のFairworksから使用されている賃貸契約書の下で部屋を借りていたので、その付き合っている年数も正式に証明することができたのは、かなり大きな要因だと思います。

そしてその他には・・・・

  • ビザ申請後ではあったが、結婚してその証明を後から提出した。
  • 付き合い始めたころはお互いがまだ学生ビザだった。(つまりその時僕は永住権はまだ持っていなかったので、ビザ目当ての付き合いではないことが十分理解されている。)
  • 嫁の専門分野は化学。そして現在も製薬会社で働いている。COVID危機の中、今後のワクチンや薬などの開発や発展に貢献する可能性があるかもしれない。

たぶんこのあたりが決め手となったのではないかと僕は勝手に予想しています。

とは言っても、一時滞在ビザとなるSubclass 820でも、オーストラリアで暮らせる条件としては永住権の人とほとんど変わらないので、不自由に感じることはほぼないと思います。

 

4.パートナービザの準備

さて、以前も記事にしましたが、改めて、ここでどんな準備が必要なのかをおさらいしましょう。

詳しくはこちら⇒ パートナービザの準備について

 

  • 1年以上同棲していることを証明する
  • 2人で旅行などへ行った時の写真や航空券、ホテルの予約書など
  • Form 888 とForm 80
  • ポリスチェック(オーストラリア移民局から要求されてからでOK) 

 

もちろん、ビザの条件は頻繫に変わりますし、各申請者の状況によっても変わってきますので、ビザ弁護士などに確認・相談して進めて頂くようにお願いします。