パートナービザが却下されてしまう原因とは・・・?

いろんな状況があって一概には言えず、ましてや僕もビザ弁護士ではないのですが、過去に僕の周りでもパートナービザそのもの、もしくはパートナー関連のビザでうまくいかなかった方はいらっしゃいました。

今回はこれまでの例をあげて、ちょっと原因を可能な限り考えてみましょう。

※あくまでも過去の例からの推測ですので、必ずビザ専門家へご相談をお願いします。ビザに関するサポートや責任は負えませんので、参考程度にご覧くださいませ。

1.1年以上同居している証明がはっきりしない

却下されるいちばんの理由はここにあると思います。

絶対条件というわけではないようですが、原則パートナーとは12ヶ月以上同居していることを証明しなければなりません。

パートナービザの準備の記事でもご紹介していますが、シェアハウスなどで出される手書きなどの賃貸支払いのレシートでは、残念ながら認められることがほとんどないでしょう。

不動産屋から部屋を借りて、そこで発行される賃貸契約書がいちばん強力です。

どうしてもシェアハウスなどでの滞在歴しかない場合は、同じシェアハウスで同居している方、もしくはそのオーナーに署名入りのレファレンスレターなどを用意してもらうしかないでしょう。

そのレファレンスレターも、できればその方のABNなどが入っていることが望ましいですね。

もしくは、その部屋の光熱費などの領収書でもよいでしょう。これも手書きなどではなく、Energy AustraliaやAGLなど、電気やガスのオーストラリアの会社から発行されるものでなければなりません。

 

以前、彼女さんの学生ビザへ乗る形のビザを申請しようとした方が、ビザ申請を却下されたときに「せめて水道代や電気代の領収書があれば・・・・」とぼやいていましたね。

パートナービザ申請の中では、ここがいちばん重要だと僕は思います。これから準備される方は、特にこの部分は気をつけて準備を進めてくださいね。

 

2.2人のストーリーやサポート書類が足りない

ただ1年間同居しているだけではもちろんダメです。パートナービザは、2人の関係が本物であることとなっていますから、その関係を明確に証明していかなければなりません。

なので、自分たちの関係をサポートする書類を十分に用意しなければ、やはり却下されてしまう可能性も高いでしょう。

僕の嫁のビザを申請する際にビザ専門家に言われたのが、2人が旅行などで写っている写真を最低でも20枚以上は用意してくれということでした。

それも当たり前ですが、楽しそうな感じのものを最低でも20枚ですね。

これ、以外に大変でした。

なぜかというと、僕自身があまり写真に興味がないので、さほど今まで写真を残していなかったのですよ。。。

うちの両親や嫁の両親、友人に頼んで、片っ端から写真を集めました。

そこから厳選して、20数枚の写真を用意しましたね。

 

もちろん、一緒に行ったときの航空券Eチケット控えやホテルの予約確認書なども用意しましょう。

そして、今までの2人の関係性をストーリーにして書き起こさなけれなりません。ここでも言われたのが、最低でもWordなどで4ページ以上はびっしりと書くことです。

この内容が薄いと、やはりビザが降りるのが難しくなるでしょう。

どんな表現で書くかも重要ですので、ビザ専門家やネイティブな英語の人に見てもらって、添削してもらうのがベストでしょう。

ネガティブなことはあまり書かないほうがいいと思いますが、ずーっと仲良しとか書くのも不自然かもしれないので、ときどき喧嘩もしたけど、こういうふうに乗り越えていったとか書くと、自然に見えると思ったので、僕らはその辺りは真面目にありのままを書きました。

 

3.自信があれば裁判へ

とはいっても、どんなに完璧に用意して申請したとしても、判断するのはあくまでの担当する移民局職員ですから、却下されてしまうときもあるでしょう。

どんなビザでも、却下されたときはその理由が書いてあるはずです。

その内容に納得行かない場合、もしくはその内容が不適切だと自信がある場合は、裁判を起こすことができます。

確か、結果が出てから1週間以内とか、よく覚えてないのですが、結構短い期間だったと思いますが、その間で裁判を申請することもできるそうです。

以前の日本人向け情報雑誌の記事にあったのですが、実はオーストラリアの移民局は、パートナービザ却下に対して裁判を起こされたときの勝率が約50%と、実に不名誉な記録があるそうです。

この理由としては、若干の書類不備なだけで、2人の関係が明らかに事実婚であることと、高すぎる申請料金が原因と噂されています。

ビザ弁護士を通じている方は、万が一却下されても自信があれば、裁判へ持ち込むということもありです。

もちろん、無事にみなさんのビザが降りることを願っていますが、こんなこともありますよという程度で、ご参考になれば幸いです。

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