2021年パートナービザに英語力が必須に

来年の2021年から、オーストラリアのパートナービザもついに英語力が必須になります。これまでは英語力ゼロでもパートナービザは申請できましたが、2021年からの申請者は、英語力を証明する書類の提出が必要になるようです。

1.2021年から英語力を証明する書類が必要

インターネット記事を見ていたら、こんな記事を見つけました。10月8日付ですね。

 

(7news.com.auの10月8日記事から引用)

“From late 2021, new partner visa applicants and permanent resident sponsors will be required to have functional level English or to demonstrate that they have made reasonable efforts to learn English.”


つまり、2021年のおそらく後半くらいの時期から、パートナービザ申請者とそのスポンサーとなる方は、オーストラリアで生きていくうえで必要な英語力を持っていることを証明する必要があります、という内容です。

これまでは英語力の証明は必要ありませんでしたので、ぶっちゃけまったく英語が話せなくても、パートナービザの申請は可能でした。
つまり、英語がまったくできなくてもオーストラリアで唯一?(ほかにもあるかもですが)永住権を取れるビザでしたが、今後はオーストラリアに住みたいなら英語ができるようになってから来てくださいね、ということでしょうか。

最近オーストラリアでは移民を制限するような政策も多いので、これもその一環かもしれませんね。

 

2.どの程度の英語力が必要?

“Functional level English”とあるので、そこまで高い英語力は必要なさそうです。おそらく、IELTSだったら総合4~5程度になるのではないかと思います。

まだ詳細が発表されていないので、最新情報を必ず確認してくださいね。

記事によると、「生活に必要なレベルの英語力を持っていること」「英語学習の努力をしていること」を証明しなければならないようです。

パートナービザの方には、オーストラリア政府から英語の授業が無料で提供されるサービスがありますが、現段階では行く行かないは本人の自由です。

しかし、2段階目の永住権へ進むためにこの「英語学習の努力をしていること」を証明するために、この英語クラスを500時間以上受講したことも証明しなければならないかもしれません。

500時間という英語クラスだと、おおよそ1カ月ほどでしょうか。結構面倒ですね・・・

 

3.証明する方法は?

スポンサーとなる方がオーストラリア人であれば、そのパスポートで十分です。

あとはカナダやアメリカなど、英語が第一言語の国のパスポートを持っている方であれば、それでも大丈夫なはずです。
(ビザの条件に記載があるはずですので、必ず最新情報を確認してくださいね。)

英語が第2言語である方は、多くの方はIELTSを受けてその結果を提出しますね。
だいたい$300~$400くらいかかります。

必ずしもIELTSである必要はありませんが、ビザによって「この英語テストの中から証明を出してくださいね」という案内が各ビザの条件に書かれていますので、それを参考にしましょう。

現在、オーストラリア永住権保持者の中には100万人以上の方々が英語が話せないそうです。

確かに、ウチの周りでは中国人のおじいちゃんおばあちゃんが多いですが、みんな英語が話せないですね・・・

となると、今後は家族ビザなども英語力が影響してくるかもしれませんね。

この英語力については、英語ができないことで自立できなかったり仕事がなかったりというケースが多いので、そのための対策ともいわれています。

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