オーストラリアは原子力発電がない

なぜオーストラリアの電気代が高いのか・・・それは、オーストラリアのエネルギー生成に関する様々な取り組みによるところが多いみたいです。日本の電気代の2倍くらいするご家庭もあるようですね。シェアハウスの方は実際の電気代を見る機会は少ないかもしれませんが、これを機会にオーストラリアの発電事情をちょっと見ていきましょう。

1.実際日本と比べるとどのくらい高い?

僕が日本で1人暮らしをしていた時は、1カ月の電気代は1000円台でした。

しかし、現在は3カ月で$150ほど。月に$50くらいですね。

嫁と2人で暮らしているので、その半分だとしても、1カ月に$25前後といったところでしょうか。

 

確かに、日本と比べると倍近くしますね。

 

もちろん、結構な頻度で最近は洗濯もしますし、家で働く機会も増えたので、コンピュータの使用が増えるなど、自宅の電気を消費する機会は増えました。

 

それを考慮しても、やっぱりオーストラリアのほうが電気はコストがかかりますね。

 

2.オーストラリアは自然エネルギー方針

日本の電気が安い理由の1つは、やはり原子力発電でしょう。

東北大震災以降、原発での発電は減ってきて火力発電などへ切り替えが増えているので、日本でも徐々に電気コストが上がってきているかと思いますが、未だ原発に頼るところも多いため、安く発電ができています。

オーストラリアでは原子力発電は禁止されているため、火力発電がメインとなるせいで電気コストがかかります。また、最近ではより自然を利用したエネルギーが意識されるようになり、風力発電・水力発電も増えてきており、また、自宅の屋根に太陽光発電のパネルを設置する家庭も増えてきました。

今では新しい家を購入する際、太陽光発電のパネルを設置する家庭は、州政府から補助金が出るほどです。

 

そういったように新しい開発をすれば、当然のそのためのコストもかかります。

なので、日本に比べると、やはり電気代はどうしてもかかってしまいます。

 

ホームステイでのトラブルの原因の1つに、オーブンやエアコンの使用を禁止するオーナーがいる、というのもあります。

これは多くの人が1つのユニットをシェアすると、電気代が半端ない金額になってしまうので、

洗濯機や乾燥機など、どうしても日々の生活で必要なものの制限をしない代わりに、制限できそうなオーブンとエアコンの利用を禁止して、少しでも経費を抑えようとするオーナーもいます。

 

3.ホームステイ先でもちょっと気を配ってあげよう

ホームステイの家の中でのルールで、電気のつけっぱなしの注意や、シャワーなどの使用時間を決めている家庭があるのは、こうした事情のためです。

少しでも余計な電気の使用を省き、光熱費を抑えようとします。

また、環境保護に配慮するご家庭も多い傾向にあるのも事実です。

 

あまり極端すぎるルールの場合はホストファミリー、もしくは留学エージェントなどへ相談すべきかと思いますが、

こうした意識を持つご家庭も多いので、仮にルールとしてなかったとしても、節電には可能な範囲で協力してあげてくださいね。