先日、昨年も甘利会計事務所さんにお願いしましたが、今年もタックスリターン手続きを依頼して、なんとか今月中に手続きを終えることができました。
しかしながら、今年はいろいろあってなんと$2,000以上も追加で税金を支払わなければならなくなってしまいました。。。
なんでそうなってしまったのか、その原因をちょっと考えてみたいと思います。
今年度は合計3つもの職場が入っている
転職もあり、さらに僕は週末1回だけカジュアルの仕事もしているので、今年度は合計3つの職場がタックスリターン申告の対象となります。
居住者(Australian Resident for Tax purpose) は現地の人と同様に所得税が外国人の方より安くはなるのですが、それは1つのメインとなる仕事だけのようですね。
つまり、複数の仕事をしている場合、俗にいうセカンドジョブにあたるものは、居住者にとっては通常より高めの税率が適用されてしまうようです。
今回依頼した税理士さんもおっしゃってましたが、タックスリターン申告に関連する職場が多いと、支払う税金も高くなる可能性がある、とのことでした。
では、タックスリターン時に払う税金を安くするために職場を減らすという発想も出てはきたのですが、さすがに普通に年間の収入を考えたら、支払う税金があったとしても、働いているほうがもちろん収入になるので、そういうことはあまり気にする必要はないと思います。
ベストなのは、高収入の仕事1つに絞ることですね(笑)
カジュアルの仕事で所得税が引かれていなかった
次に、週末に1回程度続けているカジュアルの仕事ですが、もちろん普通のフルタイム勤務の仕事に比べたら、お小遣い程度の収入しかないので、つまり給料日に入るお金も少ないので、おそらくそのせいか、働いた分の金額がそのまま入金されています。
これは職場によると思いますので、金額が少なめでもきちんと所得税を引かれてお給料が支払われるところもありますので、給与明細をよく確認しておきましょう。
僕の場合は、COVID中はもっとシフトが入っていたので結構な収入になり、もちろん通常通りに所得税が引かれた状態でお給料を頂いていましたが、現在はそのまま入金されています。
当然ながら、これも税金にかかわってくるので、タックスリターン時にはカジュアル仕事の分も所得税を納める必要があります。
今回このデカい税金支払いとなったのは、ここがいちばんの原因ではないかと思います。
普段なら、給料日事に少しずつ天引きされていた所得税が、今はなくなって、それをタックスリターン時に一気に支払いする、という感じでしょうか。
免税になるものを少しでも入れていく
では、少しでも支払う税金を安くするため、または戻ってくるお金を増やすため、日ごろから対策を練っておきましょう。
【経費として認められるとされている項目一例】
車の使用
通勤はダメですが、仕事のために自家用車を使用した場合、免税となり得ます。
ガソリン代などが対象となりますので、いつ・どこからどこまで・いくら使ったかを記録し、その際に支払ったガソリン代などのレシートを保存しておきましょう。
仕事上での旅費
よく勘違いされるのが、通勤で電車やバスを使った場合のお金は申請することはできません。
ですが、例えば商談などで自分の職場から取引先の会社へ行くのに電車やバスを使った、という場合は、経費として免税申請ができます。
ユニフォームの洗濯代
多くの方がレストランやカフェで勤務されていると思いますので、これは該当する方も多いのではないでしょうか。
ユニフォームの洗濯にかかった料金、クリーニングに出したときの料金の税金も経費として申請可能です。
ちなみに、僕が言われたのは、洗濯については1回の洗濯で$1の免税となるそうです。(あくまで僕の場合で、すべてがそうなるとは限りません。)
例えば週5回働いている人は、おそらく週2回くらいは洗濯されるでしょうから、1年間を52週としたら、$104は免税になるかと予想できます。
仕事上で必要なものを購入した
たとえば在宅ワークで新しいモニターやマウスなどを買った場合、これも申請できます。
ATO認可のチャリティー団体への寄付金
全部ではないですが、ATOが認可しているチャリティー団体への寄付金も控除となるようです。
前年度タックスリターンを税理士へ依頼した場合
この費用も免税となります。
詳細は、ATOのウェブサイトにも記載されていますので、こちらもご覧くださいませ。
https://www.ato.gov.au/individuals/income-deductions-offsets-and-records/deductions-you-can-claim/
こういったことを考えると、結構な数のものを免税申請できそうですよね。となると、そのレシート集めや保管も大変になります。
しかしながら、あまりにも大きな金額や、通常よりもおかしな数字でなければ、実際のレシートの提出は求められないそうです。僕も今まで一度もレシート提出を求められたことはありません。
とはいっても、要求されることももちろんありますので、経費となり得るものは、大変ですが、しっかりと保存して、いつでも提出できるようにしておきましょう。