最低限の予算でワーホリへ

資金は十分にためておくに越したことはないですが、なるべく早くワーホリへ行きたい!という方のために、オーストラリアへのワーホリには最低どのくらいの資金があれば行けるのか。そして事前に必要な準備はどんなことか、を一緒に考えていきたいと思います。

1.まずは最初の3カ月分の生活資金

貯金ほぼゼロ状態でワーホリへ行こうとすると、下手をすると入国できない可能性もなきにしもあらず・・です。

入国時にその時点での所持金証明をもとめられることもあります。(英文の残高証明書を銀行で発行してもらいましょう。)

特に明確な基準はないですが、最初の3カ月くらいは仕事をしなくても生活できるくらいのお金はもっておくべきでしょう。

そして、日本へ帰国できるための航空券代の余裕もないといけません。

なので、当面の間仕事がなくても生活できるお金+日本へ帰るための航空券代のお金さえあれば、ワーホリにチャレンジすることはできるかと思います。

では、オーストラリアでの生活に必要なお金ってどのくらいかかるのでしょうか?

 

<シドニーでの1カ月の出費一例>

・シェアハウス家賃:$150/週×4週間=$600

・携帯電話:$30

・交通費:$50/週×4週間 = $200

・食費、日用品など:$200

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合計予想出費額:$1,030/月

 

人それぞれですが、1カ月で約$1,000はかかると思っておけばよいでしょう。

上記シェアハウスの家賃は、安めのところを基準にしてますので、個室がいいとか、その他希望の条件があれば、もっと高くなると思います。

 

ということで、日本への航空券代も考慮すると、だいたい$5,000、日本円にすると50万円くらいあれば、とりあえずワーホリに挑戦できるかとは思います。

 

ただ、入国時の残高証明書確認ですが、その基準もときどき変更になったり、担当する職員によって変わったりもするので、無難な額は80万円~100万円の貯金があれば安心かと思います。これはあくまでも最低限必要と思われる金額ですね。

 

2.出発前の必要な資金

さて、先ほどのものは、オーストラリアで生活するための資金だけですので、事前に必要な資金についてここでは考えてみたいと思います。

ここでも、ワーホリのための必要最低限のものを考えていきたいと思います。

 

<必ず必要と思われるもの>

・オーストラリアへの航空券:約10万円

・1週間分くらいの宿泊代(バックパッカーの場合):約3万円

・2日分くらいの隔離先OKとされるホテル:約5万円

・海外旅行保険(1年間):約15万円

 

海外旅行保険は任意ですが、入っておくほうが絶対よいです。

ひとまず、この3つがあれば十分でしょう。

というわけで、全体で初期費用としては80万円前後あれば何とかなりそうですね。

 

3.渡航前の滞在先と仕事先探し

さて、最低限の資金しかないので、すぐに仕事探しをしなければなりません。

また、所持金も最初は余裕がないので、滞在先もなるべく安く済ませなければなりません。

それには、事前の調査がとても重要です。

 

予め履歴書を用意しておき、オーストラリアに到着してすぐに使えるようにしておきましょう。

仕事探し・履歴書の書き方はこちらから

 

ちなみに現在のシドニー近辺の求人状況ですが、仕事を選ばなければ、飲食業界求人があふれかえっています。

ロックダウンが終わり、通常営業できるようになったはよいものの、この業界は学生・ワーホリで支えされていたので、その彼らのほとんどが帰国してしまったため、スタッフ不足が深刻です。スタッフ不足のせいでお店を閉めなければならなくなってしまったところもたくさんあります。

時給も高めのところが多いので、当面の資金調達としては、うってつけかと思います。

 

そして滞在先もなるべく安めのところ・・・・といきたいところですが、できればこれはシェアハウスを渡航前に決定できればベストです。

オーストラリアへ入るにあたり、現在はオーストラリア入国後24時間以内にPCR検査を受け、結果が出るまでは自己隔離していないといけません。その隔離先としては、バックパッカーなどの宿泊施設ではダメなので、限られたちゃんとしたホテルでないと認められないことが多いです。(でないと宿泊の予約ができないことが多いです。)

なので、予め「自宅」と呼べるようなところがあると便利ですね。

ただし、事前に見学もできないし、オーナーに会うこともできないので、それなりのリスクはあります。

 

心配であれば、多少高くつくとは思いますが、隔離先として認められる、個室のホテルなどを宿泊先としてあらかじめ予約しておくのが無難かもしれません。