2024年7月1日国内での観光から学生ビザ切り替えが不可に・・・

7月は何かとビザ条件が変わる時期ですが、来月から観光ビザ⇒学生ビザ申請がオーストラリア国内からできなくなるようです。

増え続ける国内での学生ビザ切り替え

今年の5月の時点で、去年の7月から換算すると実に36,000人以上の国内での学生ビザ申請があったようです。

Temporary Graduate Visaに関しても、このビザから別の学校へ行く学生ビザ申請も急増しており、その大半がただ滞在を延ばすための目的とみなされ、であれば、すでに学んだ知識や技術でふさわしい仕事を見つけるなり、永住権を目指せるはずだとして、この決定がなされたようです。

観光ビザと卒業生ビザは国内での学生ビザ申請が不可に

この状況から、オーストラリア政府は、オーストラリア国内でのVisitor Visaから学生ビザへの申請を2024年7月1日から不可とすると発表しました。Visitor Visaは基本Subclass 600ですが、日本人が適用となるSubclass 601のETAも、おそらくこれに含まれるのではないかと思います。

また同時に、Temporary Graduate Visa も同様の処置を決定し、こちらもオーストラリア国内での学生ビザ申請が不可となります。

コロナ危機が終わってから、オーストラリア政府は急激に移民の数を減らしていく対策を講じています。

以前は日本からでも一旦ETAでオーストラリアに来てから、現地で学生ビザを申請するというパターンも多かったのですが、おそらくこれもできなくなると思われます。詳細につきましては、必ずビザ弁護士などに確認をして準備を進めて頂きますようお願いいたします。

長期滞在目的ならワーホリか学生ビザの準備を

語学学校へ行くプチ留学であれば、ETAでOKです。

しかしながら、3カ月以上の滞在を希望であれば、最初からワーキングホリデー、もしくは学生ビザで準備を進めていく必要があります。

念のためですが、観光ビザ(ETA含む)は就労はもちろんできませんのでご注意を。

ビザ料金もどんどんあがり、特に2回目以上のビザ申請に関しては、ビザ手続きが面倒になっていく傾向にありますので、ワーキングホリデーや留学の準備は早いうちから進めて、余裕をもって渡航準備ができるとよいですね。