ビザって自分でがんばって申請します?それとも専門家に依頼しますか?なんだかタックスリターン手続きと同じような状況ですが、みなさんはどうしますか?(どうしましたか?)
もちろん自力でできれば余計なコストはかかりませんが、ビザって結構重いですよね・・・今日はオーストラリアビザ申請を自分でやるか専門弁護士にお任せするかについてちょっと書いていきますね。
1.自力と弁護士任せのメリットとデメリット
オーストラリアのビザだけではないですが、当たり前ですがビザ申請はすべてその国の言語で行われます。韓国なら韓国語、中国なら中国語、オーストラリアは当然すべて英語で行っていきます。
(唯一オーストラリアのビザで日本語にて申請可能なのがSubclass601の観光ビザ、ETA、もしくはETASと呼ばれるものですが、これは例外です。)
しかもかなり質問内容が複雑で難しいものありますので、英語が得意な方でも迷ってしまうところが多々あるでしょう。これは英語力の問題ではありません。実際にそれが日本語訳されていたとしても、きっとどう答えればよいのかわからないと思います。
もちろん全部自力でできれば、いちばんのメリットは何といっても何も余計なコストがかからないこと。専門家に依頼すれば、永住権などのサポートは$4000くらいになることもあります。ワーホリビザなどの代行でも$200前後はかかるでしょう。結構な額ですよね・・・できれば可能な限り全部自分で何とかしたいものですよね。
自分で申請することのメリットは、おそらくこのコスト面だけでしょう。英語の勉強のために自分でビザ申請・・・でもいいですが、間違えたら取り返しがつきませんので、勉強目的で自力のビザ申請はとてもおすすめできません。
専門弁護士に任せれば、コストこそそれなりにかかるものの、より確実でスムーズに申請できますし、申請が却下されたとしてもその後の調査をしてくれますし、裁判になったとしてもサポートしてくれることも多いですから、心強いですね。
ビザによってどんな書類をどのようにようすればよいのか、また専門家に代行してもらうわけですから、申請手順に間違いはまずないですね。
しかしながら、最近ワーキングホリデービザの代行に不正があり、途中でビザがキャンセルされ、強制帰国、もしくは再入国ができなくなってしまった方々が出てきてしまったとニュースになりました。しかもその留学エージェントはビザ申請代行の免許なく行っていたそうです。しかもこの被害にあわれてしまった方々は、今後数年間はオーストラリアへの入国が禁止されてしまっています。
不正の書類を使用して申請し、ビザが下りた後でそれが発覚したみたいです。
ビザ代行を依頼する際の注意点としては、
- その会社がきちんとオーストラリアのビザを法的に申請代行が認められている会社かどうか
- Eメールのやりとりでなく、対面式で、自分自身も確認しながら申請を行ってくれるか
- すべての書類を偽りなく入力されているか、申請前に確認できるかどうか
見極めが難しいこともありますが、ビザ申請内容の英文をきちんと理解できる自信がなければ、やはりビザ代行を利用したほうがいいと思います。しかしながら、依頼する会社は、あらかじめ可能な限り調査しておくことが大事ですね。
ちなみに、観光ビザ(ETA)は、通常の旅行会社でも可能です。これは他のビザほど神経質にならなくても大丈夫ですが、ビザ内容とパスポート情報がきちんとあっているか、ビザが発行された後にすぐに確認しましょう。
また、ETAについては日本語のページで申請できますので、自力でも大丈夫かと思います。
2.手数料はビザによって様々
こう考えると、やっぱり確実性をとって専門弁護士にお願いしたくなる方も多くなるでしょう。ではぶっちゃけそのサポート手数料っていくらくらいなのでしょうか。
これはビザの種類とそのビザ弁護士の料金設定によりますが、やはり難しいビザになればなるほど高くなります。
オーストラリアのビザだと、だいたい相場は下記のようになります。
- 観光ビザ(Subclass 600 / ETA):3000円~4000円くらい(オーストラリアからだと$20~$30くらい)
- 観光ビザ(Subclass 601):5000円~10000円くらい(オーストラリア国内だと$300~$400くらい)
- ワーキングホリデービザ(セカンド・サードワーホリ含む):10000円~20000円くらい(オーストラリア国内では$200前後)
- 学生ビザ:留学エージェントでは学校続きと一緒に申請自体は無料で代行してくれるところが多いです。
- 長期ビザや永住権など:300,000円~400,000円くらい(オーストラリア国内だと$4000前後)
学生ビザは、たぶん代行のみだと$500前後くらいは別途かかりそうな気がしますが、留学エージェントで学校申し込みをする場合は、ビザ専門家が在籍していることが多いですので、一緒にビザも代行してくれるところが多いです。というのも、そこで学生ビザがきちんと申請されていないと無事にお客様を海外の学校へ送り出せなくなるからです。また、最近のオーストラリアの学生ビザは質問項目が多く、慣れている専門家でも2時間くらいは要するそうです。
あくまでも僕の経験上での推測なので、実際はもっと安かったり高かったりするかもしれませんので、予めご了承くださいね。
3.結局どちらがいい?
ビザに失敗は許されないので、お金がかかってでも専門家にお任せするのがもちろんよいです。
しかしながら、前章で書いた通り、事前に依頼する会社や専門家の調査は可能な限り行ってから依頼しましょう。
ちなみに僕の1回目のワーホリとセカンドワーホリは、ウェブでマニュアルを見つけて自分で申請しました。
ただ、最近のセカンドワーホリは申請後に移民局から追加書類や追加審査を求められる連絡が来ることが多いですので、それを自分で対処できる自信が無い方は、最初から専門家のお世話になるほうがよいでしょう。
学生ビザについては、学校申し込みのときに一緒に留学エージェントでやってもらいました。
永住権については、ビザ専門家ではないですが、過去に経験のある方々からいろいろとアドバイスをもらいながら申請しました。
パートナービザは申請代金だけで$7000以上で、失敗したらこの大金も水の泡と化してしまいますので、多くの方が申請代金と代行手数料を合わせて$10,000以上を払ってビザ専門家へ依頼するカップルが多いです。
ある意味ビザは人生を左右するものでもありますので、そこはなるべくケチらず、より確実な方法をとっていくのがよいですね。