味の好みは人それぞれですが、どうもこのベジマイトは、特に海外からの方々には受け入れられていないようです。
この独特の味と香りが苦手な人が多いみたいですが、それでも日々スーパーの店頭に並んでいるということは、オーストラリアでは人気商品というか、現地の一般家庭には欠かせない食物となっているのでしょう。
僕にもこのベジマイトには思い出があります。
今日はベジマイトについて書いていきますね。
1.ベジマイトの歴史
ベジマイトにも専用のホームページがあるんですね!それによりますと、その歴史は90年以上にも及ぶようです。
1922年にその歴史が始まり、フレッドウォーカー社(現クラフトフード社)が若い科学者を雇ってビタミンBの酵母が含まれたスプレッドを開発しようとしたのがきっかけみたいですね。
最初にこのベジマイトが紹介された1923年から、この味に変化はないようです。ビタミンBに特化し、ダイエットにも貢献するために余計なカロリーは含まれず、NO FATなスプレッドです。
80%以上のオーストラリアの家庭で消費されているベジマイトは、味というよりかも、おそらく健康食品として人気があるのではないでしょうか。
肥満傾向にあるオーストラリアにとっては、NO FATな食品でビタミンBも多く含まれ、ダイエット効果も期待できるということで、現地の人々には古くから愛されているのかもしれませんね。そしてこのベジマイト特有の味と香りが何とも奇抜であるため、おいしいと感じられなくても有名になり、とりあえず一度はどんなものか試してみたいという人も多いのかもしれません。
2.ベジマイトと僕のつながり
僕とベジマイトの初めての出会いは、バンダバーグでの洪水被害で避難所生活をしていた時、無料で支給されたサンドイッチの中身がベジマイトでした。
多くの人は「まずい」といって、ひどい場合だとだとそのまま捨ててしまうような人もいましたね。
しかし、こんな状況下でたくさんの人がボランティアで働き、無料でゴハンも提供してくれている中で、頂いたものを捨てるなんて僕にはとてもできません。ベジマイトだろうが何だろうが、外へ出られないこの状況なので、ありがたく頂戴したところ、僕にはとてもおいしく感じられました。
元々甘いものよりも渋い味が好みだったというのもあるかもしれませんが、聞かされていたほどまずいとは感じませんでした。
むしろ、他に食べるものが手に入らないという中で、無償で頂ける食事に大きな感謝の気持ちもこのベジマイトの味をさらに僕の脳内で飛躍させたのかもしれません。
以来、今の生活でもときどきベジマイトを購入して食べることもあります。ウチの嫁もベジマイトが苦手なのであまり買えるチャンスがありませんが、オーストラリアにきたばかりのことを思い出しては、食べるたびにあのときのベジマイトの味が蘇ってきます。
ちょっと大袈裟ですが、ベジマイトが僕のオーストラリアのワーホリがピンチの時に支えてくれたといっても過言ではないです。あのときのベジマイトがあったからこそ、今の自分があると確信しております。
3.ベジマイトを応援しよう!
オーストラリア名物としても、ベジマイトは間違いなくその1つです。
ツアーがあれば、ベジマイトの旅なんてあっても面白いかもしれないですね。旅行でオーストラリアに来たからには、是非お土産にして日本のお友達へも配ってあげてくださいね。
とは言っても、今は日本でも簡単にベジマイトが買えるみたいですね。
是非皆さんも試してみてくださいね。下記のリンクからオンライン注文もできますよ@@
(**2022年10月時点で2750円~)
ベジマイト スプレッド Vegemite 600g Jar (Made in Australia) オーストラリア製 価格:2,750円 |
ベジマイトそのものの味が苦手な方は、以下のような商品がいかがでしょうか?
(**現在は代わりにベジマイトベーグルポテトチップス 6045円~が販売されているようです)
ベジマイトベーグルクリスプ150g Vegemite Bagel Crisps 150g 価格:3,065円 |
(**現在は代わりにクラフトベジマイトチージーバイト5004円~が販売されているようです)
クラフトベジマイトCheesybite 270g Kraft Vegemite Cheesybite 価格:4,963円 |
ベジマイトを試すことができれば、あなたはもう立派なオーストラリア人!?ですね。
毎日、このベジマイトがオーストラリアの家庭でトーストやビスケットなどと一緒に添えられています。
日本にいらっしゃる方でも、ベジマイトを食卓において、気分だけでも朝のオーストラリアの朝食を味わってみてはいかがでしょうか?