日本とほぼ同じルールで、同じ右ハンドルの車仕様となっているオーストラリアですが、運転していると、「あれ？なんだここ？」なんて思ったことありませんか？あなたも知らずのうちに交通違反をおかしているかもしれませんので、オーストラリアならではの道路標識やルールをおさらいしておきましょう。
１．Roundabout
オーストラリアで運転するなら、必ず知っておかなければなりません。日本には、このRoundaboutに相当する道、もしくはそのルールはほぼないかと思います。
こんな標識が出てきたら、心の準備をしておきましょう。
さて、このRoundaboutに来たら、注意しなければならない点はまずこれ。
・中のサークル内を走っている車が最優先
まずはこのルールさえおさえておけば、事故や違反の確率は確実に減ります。
なので、 Roundaboutの手前で必ず一時停止して、他に侵入してくる車がないかどうか確認しましょう。
＜左へ行きたい場合＞
左にウインカーを出し、右から侵入する車がいないことを確認してから、シンプルにそのまま左へ曲がればＯＫ
＜まっすぐ行きたい場合＞
左右から侵入する車がいないことを確認してから、シンプルにそのまままっすぐ行けばＯＫ
＜右の道へ行きたい場合、もしくはそのままUターンしたい場合＞
これが最も混乱するところでしょう。
まずは 右にウインカーを出し、左右から侵入する車がないことを確認してからまっすぐ進み、それから右へ曲がっていきます。
上記図の右の道へ入りたい場合は、その道へ入る前に左のウインカーに切り替えてから侵入します。
Ｕターンしたい場合は、右ウインカーをつけたまま、そのまま進んでＵターン先の道へ侵入します。
多くの人が上記両方とも右ウインカーのままで侵入しますが、上記図で右側の道へ行きたい場合、その道で待っている車は、Roundabout内の車が曲がるのか、そのまま進むのかわからなくなってしまうため、右側の道へ入る場合は、必ず侵入前に左ウインカーに切り替えましょう。
参考：https://www.nsw.gov.au/driving-boating-and-transport/roads-safety-and-rules/stopping-giving-way-turning/roundabouts
２．T2/T3 Transit Lane
未だにこのレーンの意味がよくわかりませんが、ルールとして存在するので、知っておきましょう。もちろん、ヘタをすれば罰金対象ともなります。
T2 (Transit) Laneという標識や道路にこれが書いてあったら、迷ったらそのレーンを走らないのが無難です。
・T2 Transit Lane: 運転手も含めて2人以上が車に乗っていれば、このレーンを走ってＯＫ。
・T3 Transit Lane: 運転手も含めて3人以上が車に乗っていれば、このレーンを走ってＯＫ。
1人で運転することが多いですよね。なので、特に気を付けていきましょう。
ときどき監視カメラがついてますから、撮られたらもちろん罰金です。
参考：https://www.nsw.gov.au/driving-boating-and-transport/roads-safety-and-rules/road-lanes-lines-markings/bus-tram-truck-transit-lanes
３．Double Demerit Points
Long weekendと呼ばれるとき（月曜なども祝日となるとき）や、クリスマス～正月の時期に発生する事案です。
その名の通り、違反点数が倍になる期間を表します。
なので、この時は車の数も少なくなるような気もします。（クリスマス休暇は別）
ほかの州はよくわかりませんが、NSW州では合計13点となると運転免許停止となります。
参考までに、スピード違反は1点、信号無視は3点なので、これが倍になるわけです。特に周りの車につられてついつい赤信号で侵入してしまうこともありますが、もし間に合わなかったら、倍となる期間は一気に6点が加算されてしまいます。これでセーフティラインの半分近くとなってしまいます。
極力、この期間は車の運転を避けるのがベストかもしれません。
