学生ビザ就労条件が2023年6月末で戻ります

すでにご存じの方も多いかと思いますが、コロナ渦の影響で現在学生ビザの方は無条件でフルタイムで働くことができますが、これが2023年6月30日をもって終了となります。今のうちにガンガン稼ぎ、しっかりと就労の経験を積んでおきましょう。

1.なぜ今フルタイムで働けるのか

この2年のコロナウィルスのせいで人々の動きが制限され、多くの方が仕事を失いました。

そして現在、ほぼ元の状態に戻りつつある生活で、失われた仕事が復活してきたため、失った分の労働力が再度必要となったわけです。

噂で聞いただけですが、シドニー空港では現在約1000のポジションを募集でしているそうです。

そのため、通常の募集では人員確保が追い付かず、一時的に学生ビザの方も無条件でフルタイムで勤務できるようにした、というわけです。

 

これはあくまでも「一時的」なので、いつかは終了するものと思っていましたが、この日程が決まり、それが2023年6月末となりました。

 

2.元々の学生ビザ就労条件のおさらい

さて、では、2023年7月から元の条件に戻るわけですが、その条件をおさらいしておきましょう。

・2週間で40時間以内

・休暇中はフルタイムでの勤務も可能

 

1週間当たり20時間の勤務となりますが、2週間での合計勤務時間が40時間を越えていなければいいので、

たとえば、1週目に30時間働いたら、翌週は10時間しか働けない・・・ということになります。

仕事のシフトを組むときは、前後の勤務状況を把握して、違法労働とならないように注意しましょう。

 

3.そもそも学生ビザでも働ける国も珍しいかも

他の国では、学生ビザで勤務可能としている国は少ないと思います。

学生ビザで一定の就学を終えた後は就労ビザへ繋げられるところもありますが、少なくとも学生ビザの間で働くことを許可している国はそうそうないのではないでしょうか。

それを考えると、勤務可能時間が制限されているとはいえ、オーストラリアの学生ビザはとても融通の利くビザと考えられるかもしれませんね。

学生ビザをうまく使って、今後の長期滞在や永住権へつながる道もいろいろとありそうですね。

 

参考:https://immi.homeaffairs.gov.au/visas/getting-a-visa/visa-listing/student-500/temporary-relaxation-of-working-hours-for-student-visa-holders