もうすぐタックスリターン！ 今から準備を始めよう！

今年もオーストラリアに会計年度がやってきました。そう、タックスリターン（確定申告）です。

現地の人だけでなく、収入があればワーホリの方も学生ビザの方も必ず申告しなければなりませんので、今のうちから準備しておきましょう。

オーストラリアでは昨年7月1日～今年の6月30日までの分を、今年の7月から申請を開始します。

スムーズに手続きできるように、今から準備を進めておきましょう。

Table of Contents

１．不安なら全部会計士にお任せ

これがいちばん確実で間違いないです。

会計士に頼むとよいところは、万が一手続きに不備などがあったり、もしくは返ってくるはずの税金が振り込まれていない場合は調査してくれるところ。

オーストラリアでも日本語対応可能な税理士事務所はたくさんありますので、今のうちから調べておきましょう。

事前に税理士に問い合わせて必要書類を集めておきましょう。

税理士事務所によって料金はまちまちですが、どこもだいたい＄１００～＄１５０くらいと思っておけばよいと思います。

２．myGovアカウントを作成しよう

自力でタックスリターンをするなら、必ずmyGovのアカウントも持っていなければなりません。
これも今のうちから作っておきましょう。

これはとても簡単です。「Australian Government myGov」とか検索すると、myGovのログイン画面にたどり着けますので、（緑色の帯のかかったタイトルページが目印です）そこから自分のアカウントを作成していきましょう。

myGovのログインページから「Create account」をクリック
↓
Terms of Use が出てくるので、同意(I agree)して画面を進めましょう。
↓
自分のEメールを入力
↓
入力したEメールでセキュリティコードが送られてくるので、それを入力。
↓
オーストラリア携帯電話番号を入力
※間違いなく入力してください。これからmyGovへログインの度にテキストで携帯電話へワンタイムコードが送られます。このコードがないとログインできません。
↓
携帯電話へテキストでコード番号が送られてくるので、それを入力
↓
アカウントのパスワードを作成しましょう。
※最低7文字以上で数字とアルファベッドを必ず組み合わせてください。
↓
秘密の質問を３つ設定してください

これでmyGovのアカウントができました。

３．myGovとATOのサービスをリンクさせよう

myGovはオーストラリア政府から様々な公的サービスを受けるためのツールです。このmyGovにオーストラリア税務局(ATO)のサービスをリンクさせます。

リンクさせるには・・・

・myGov のアカウントにログイン

・View and link services をクリック

・Link a service のところから、Australian Taxation OfficeのLink を選ぶ。

・ I agree to the terms and conditions of use を読んで理解した上でクリック。
（※どのみち、これに同意しないと先に進めないので、同意せざるを得ないですが・・・）

・必要事項となる個人情報（名前や住所、電話番号、Eメールなど）を入力

・オーストラリアにおける税金に関する資料を２つ提出・回答する

・I agree to verifying and linking my record　をクリック

ここで、「オーストラリアにおける税金に関する資料を２つ提出・回答」がない場合、リンクコードができてきますので、それをもってATOへ電話しなければなりません。

ATOの電話番号は 132861 です。主にタックスファイルナンバーの詳細を聞かれると思いますので、タックスファイルナンバーの紙を用意し、それがどの住所へ送られてきたかを確かめて手元に置いたら、電話してみましょう。

通訳サービスダイヤルもありますので、こちらを利用するのもよいでしょう。(電話番号は131450)
Japanese please, for myGov linking code などと伝えてみましょう。

本人確認ができると、オペレーターからLinking Codeを言われます。そのLinking Codeを使って自分のmyGovとATOをリンクさせます。Linking Codeは確か24時間しか有効でないので、電話を切る前にオペレーターと通話しながらリンクの作業をしたほうがよいかもしれません。うまくいかなければその場で質問できますしね。

４．翌年からお知らせがくる！

一度myGovからタックスリターンをやると、翌年からはATOからご丁寧に「そろそろタックスリターンですよ～」というお知らせがテキストできます。

また、昨年から従業員が多い会社は、給料が発生するたびにATOへ税金の報告をすることとなり、Payment Summary(源泉徴収書)の発行が必要なくなりました。
僕の会社もそこそこ大きいので昨年はPayment Summaryはありませんでした。なので、左記のテキストの内容の通り、会社からの報告をもとにすべてATOが事前準備してくれて、準備ができたらATOから自分のmyGovアカウントへメッセージが入ります。

このメッセージが入ってから、タックスリターンを開始します。

なので、まずあらかじめ自分の雇用主にPayment Summaryが発行されるのかどうか確認しましょう。もし発行されるようであれば、Payment Summaryを受け取ってからmyGovからタックスリターンの手続きを開始します。

ここまでできれば準備はOKでしょう。

実際のタックスリターン手続き方法のご紹介はこちらから