Paypal 詐欺に注意

いやぁ・・・やられました。見事にカード情報を持っていかれました。最近オーストラリア・シドニーでも特に携帯電話のテキストメッセージからの詐欺が流行ってますので、皆さんも十分に注意してくださいね。

今日は僕がやられた手口をご紹介しますので、皆さんも同様の被害に遭わないようにご注意いただければと思います。

1.携帯電話テキストからの手口

携帯電話のテキストメッセージやEメールでもそうですが、「アカウントに問題がある」とか「セキュリティ認証が必要だ」とか「パスワードの有効期限が切れそうだ」とか、いろいろなもっともらしい理由を言ってきて、「解決するにはこのリンクへ」と、指定されたURLをクリックさせようとします。

ちなみに今回僕が被害にあったのはこんなテキストからです。

 

これ、もっともらしいでしょ?

送信元は一般的なオーストラリアの携帯番号ですが、これはどのサービスもあることで、しかもPaypalもワンタイムパスワードがテキストで送られてきますが、これもいつも一般的なオーストラリアの携帯電話なので、この時点では何の疑いもありませんでした。

しかも、この内容で「Limited usage of your paypal personal account until you confirm your identity」とありますよね。ホントにタイミングが悪く、実は確かにこの身分証明問題で僕のPaypalアカウントがおかしく、問い合わせをしていた最中であったので、それについてだと思って思わずクリックしてしまったのです。

そして、このせいでPaypalアカウントにあったカード情報やアカウントのパスワードなどの情報が盗まれ、してやられました。

あとあとよく考えてみれば、携帯電話テキストでこんなこと回答することはないのに、夜で頭が少し疲れていたのもあって、よく後先考えずにやってしまいました・・・

おそらく、犯人もそんな時間帯を狙ったのかもしれません。

 

2.Paypalから覚えのない請求

このテキストがあってから数日後に、身に覚えのない請求がPaypalアカウントのお知らせに届きました。とある有名ショッピングセンターからで、こんな買い物していないのに、すでに支払も完了している様子でした。

「え!ナニコレ?」

で、数日前のテキストのことを思い出し、あーやられたーと思いましたね。ホントに自分が情けないです・・・

その時はもう夜遅かったのですが、落ち込んでいる暇はないので、すぐにPaypalアカウントから自分のカード情報を削除し、リンクしていた銀行カードをすぐにアプリを起動してロックしました。

翌日、Paypalへ上記のテキスト内容を送信して被害にあった金額の返金をお願いしました。Paypalのすごいところは、明らかに本人が意図していない取引だと証明されれば、その金額は返金されるようになっているので、マジで助かりました。

そのあと、Paypalアカウントの支払い履歴に書いてあったショッピングセンターの問い合わせ番号に連絡して状況を説明。こちらも担当してくれたオペレーターが丁寧に対応してくれたので感謝です。

そして、その日のうちに被害に遭った金額はきちんと戻ってきました。

いや~よかったよかった。

銀行へも行ってきて、カード再発行の手続きについて教えてもらいました。アプリからちょっとの操作で簡単に今あるカードをキャンセルして新しく再発行できたようです。今の時代は便利ですね。

ともかく、これで一件落着となりました。

(僕をはめたヤツが捕まってくれればなお良いのですが・・・)

 

3.詐欺にあってしまったら

まずはすぐに普通預金口座の入っているお金をすべてNetbank Saverなどの貯蓄専用口座へ移しましょう。この貯蓄専用口座は外部からの手出しは一切できないようになっています。貯蓄専用口座から直接の支払いはできませんので、ここへお金を入れておけば安心です。

次に現在使用しているカードのキャンセルと再発行手続きを行いましょう。

オーストラリアの銀行はどこもアプリの機能が充実しているので、そこからも同様の手続きができる場合も多いですが、よくわからければ最寄の支店へ行きましょう。

電話するのはあまりおすすめしません。なぜなら、かけてもオペレーターにつながることはまずないからです。僕もかけてみたのですが、いつも30分くらい待ってもつながりません。支店に行くほうが早いです。

今のうちに、アプリやインターネットバンキングからカードをロックする方法やカードをキャンセルする方法を確認しておきましょう。

また、今回のPaypalもそうですが、銀行でも身に覚えのない引き落としなどがあれば、それは返金可能な場合もあります。まずは状況を説明してみましょう。

僕みたいにショッピングセンターからの買い物金額の請求であれば、そのショッピングセンターの問い合わせて状況を説明し、自分が買ったものではないことを主張します。

あとは、警察ですね。オーストラリア警察のホームページへ行くと、Fraud Report Formというがあります。これに必要事項を記入して、他に証拠になるものも一緒に最寄りの警察署へ提出しましょう。

 

4.対策としては

まずは以下のことをしっかりと覚えておきましょう。

・電話やテキスト、Eメールでクレジットカード情報を聞いてくることはない。

ので、オンラインショップでも何でもそうですが、クレジットカード情報を入力する前に一呼吸おいて、「これは本当に自分が意図して購入する商品/サービスなのか」を自分自身に問いかける癖をつけましょう。

僕はこれを肝に銘じて、日々のオンライン上での買いものを行っています。

テキストやメールが来るのは、アカウントへのログインや取引の決済時のワンタイムパスワードのみです。

次に

・一瞬でも「あれ?」って思ったら、その内容をスクリーンショットして本家の問い合わせ先に連絡する。

今回はホントに自分自身猛省しております・・・皆さんも同じような被害に遭わないように注意してくださいね。