豪政府発表:Next Steps to Reopen to the World

早いものでもう10月ですね。2021年もあと2カ月です。そして10月1日にオーストラリア政府から国境再開にむけた新たなロードマップが発表されました。今回はその内容を抜粋してお伝えしますね。

シドニー総領事館のメールマガジン、並びにhttps://www.pm.gov.au/media/next-steps-reopen-worldから引用しています。

テーマは「Next Step to Reopen to the World」。国境再開のための次なる段階です。

1.ワクチン完全接種者のオーストラリア人と永住者

ワクチンを完全接種したオーストラリア国籍の人と永住者に対し、現在は14泊15日の指定ホテルへの隔離が行われているが、7日間の自宅隔離を今後、展開する準備の出来た他州・準州へと取組を展開する。この自宅隔離の仕組は11月に開始されると期待する。

NSW州では、10月から試験的に7日間自宅隔離が行われる予定で、これがうまくいけば、11月より正式に$3000自己負担のホテル隔離からこの7日間自宅隔離へ移行されることになる。

 

2.ワクチン未接種の入国者

ワクチン接種率が基準に達すれば、ワクチン未接種の入国者の人数制限は以前の水準に戻る。(現在は半減されている)州・準州と協力して、ワクチン接種を受けた豪州人の全ての渡航人数制限を解消するべく検討を進める。

 

3.海外渡航制限の緩和

11月に現在の海外渡航制限に変更が行われれば、ワクチン接種が完了し、かつ、他国の国境制限が許す限りにおいて、オーストラリア人・永住者は他の渡航勧告や制限の下で外国に渡航することができるようにしていく方針。また、安全が確保できる場合、NZなどの特定の国と完全に隔離のない旅行に向けて取り組む。

 

4.コロナ検査

検査は引き続き海外渡航の要件になるものと予想されるが、更なる医学的助言を条件として早期抗原検査(Rapid Antigen Tests)が使用される場合がある。

(※日本ではコロナ検査は有料のため、各薬局でこの早期抗原検査キットが販売されていますよね?)

 

5.TGAが公認するコロナワクチン

政府は、TGA公認を接種した場合に、人々がワクチン接種状況を提示できるようにするためのプロセスを今後数週間で最終決定する。海外で完全にワクチン接種を受けた人々が豪州に来るのを不必要に妨げることなく、豪州人の安全を確保する必要がある。

TGAが既に認可及び登録しているファイザー、アストラゼネカ、モデルナ、ジョンソン & ジョンソンに加え、シノバック及びコビシールドは「認められたワクチン」と見なされるべきであるとTGAが政府へ助言した。

現時点でTGAが認可しているコロナワクチンはこちら

 

6.今後のバイオセキュリティ緊急法

今後数週間で、保健大臣は、オーストラリアを通常の状態に戻し、安全に国を再開するための国家計画を進めるにあたり、完全にワクチン接種されたオーストラリアの旅行者のためにこれらの変更の一部を促進するためのバイオセキュリティ緊急法の決定の更新を検討する。