領事館に婚姻届を出す

去年(2020年)の5月に結婚したにもかかわらず、やっと全部の書類がそろったので、ようやくシドニー総領事館に婚姻届が提出できます。皆さんもオーストラリアで結婚したら、日本の総領事館への婚姻届けも忘れずに!今日はその手順についてご紹介しますね。

1.原則は結婚してから3カ月以内に提出

原則はオーストラリア方式で結婚してから3か月以内に婚姻届を総領事館へ出さなければならないのですが、やむを得ない事情で3ヶ月以内に提出できない場合は、遅延理由書を添えれば提出することができます。

今回は僕もそうで、戸籍謄本の原本を日本から取り寄せないといけないのですが、コロナウィルスのせいで郵便が大幅に遅れ、ようやく家族から先日戸籍謄本がシドニーに届きましたので、それを理由書にして提出します。

単純に、「3か月以内に出さなければならないことを知らなかった」という理由でもOKだそうです。

この遅延理由書の書き方は、次の章で詳しく説明しますね。

 

2.集める書類一覧

毎度思うのですが、日本の公的手続きの書類作成はホントに面倒で複雑すぎですね・・・・よくよく注意して準備を進めてくださいね。

それでは、集める書類についてご紹介します。今回はあくまでも僕の場合ですので、ご夫婦の状況で提出物の変わります。事前に総領事館へ確認してくださいね。

僕の場合は 「外国人との婚姻で、婚姻後も現在の氏を使用する場合」にあたります。

また、領事館へは直接行かないので 郵送で送る場合を元にご紹介しています。

【婚姻届け】
・シドニー総領事館のホームページから A3でダウンロードしてプリントアウトします。
・同じものを 2枚作成する必要がありますので、ご注意ください。
・国勢調査の年になっている場合は、夫・妻それぞれの職業コードを記入しなければなりません。領事館へ問い合わせてコードを確認してください。
・2か所ハンコが必要です。ハンコがない場合は拇印でもOKです。朱肉がない場合は、奥さんから口紅を借りてインク代わりにしましょう。

書き方の見本がシドニー総領事館ホームページにありますので、それを見ながら慎重に記入を進めていきましょう。

【シドニーでのMarriage Certificate】
NSWで結婚した場合、あとで手紙でMarriage Certificateが送られてきていると思いますので、それを総領事館へ提出します。

すでに他のことで使用してしまって手元にない場合は、新たに$60くらいで再発行してもらえますので、NSW Registry of Birth Death and Marriageのホームページからオーダーしておきましょう。1週間くらいで届くと思いますよ。

【Marriage Certificateの日本語訳】
これは自分で日本語訳を作成してOKです。実はこれもシドニー総領事館のホームページにひな形がありますので、その通りにワードやGoogle Docsなどで作成すればOKです。

【戸籍謄本】
原本を提出しなければなりません。(ホントに面倒くさいですね)ご家族に日本から送ってもらうしかありません。

【外国人配偶者の国籍を証明するもの】
つまりパートナーのパスポートですね。
今回は郵送するので、以下のコピーが必要です。

・カラーコピーが望ましいと思います。1枚はCertified Copy、もう1枚はコピーのみ。合計2枚を用意します。 
**Certified Copyは、いちばんわかりやすいのは Justice of Peaceの人 (JP)からサインしてもらうことですが、このCertified Copyは必ずしもJPに登録してある人である必要はありません。コピーが本物からコピーされたと証明できる職業の人であれば、誰からでもOKです。
 2021年2月時点ですが、オーストラリア政府のFederal Register of Legislationによりますと、主に以下の人であればCertified Copyのサインができます。

  • Justice of Peace
  • 5年以上勤続の銀行員
  • 警察官
  • Australian Postの職員
  • 税理士
  • 弁護士    など

他にも可能な職業の人はおりますので、詳細・最新情報は、Federal Register of Legislation のホームページを確認しましょう。

【パートナーの方のパスポートの日本語訳】
これもシドニー総領事館のホームページにひな形がありますので、その通りにワードやGoogle Docsなどで作成すればOKです。

【自分のパスポート】
郵送なので、これもカラーコピーしてCertified Copyのサインをもらってきましょう。

【婚姻届け遅延理由書】
これも2枚同じものを用意します。

書き方は特に指定されませんでしたが、調べていたら以下のようなひな形を見つけたので、僕はこれに沿って作成しました。
遅延理由書

これにもハンコ、または拇印が必要です。

3.まずは総領事館へEメール

全部の書類ができたら、出す前に必ず領事館へEメールでまずは提出しましょう。すべてスキャンして添付で送信しましょう。

おそらく、 一発ですべてOKな書類をつくるのは至難の業です。正式に提出する前に、必ずEメールして領事館の職員に確認してもらいましょう。

Eメールしてから数日後に領事館から電話がありますので、そこで訂正ポイントやその他必要書類を再確認します。

 

4.郵送する(もしくは直接持ち込む)

電話が来た時に、どこへ郵送すればよいか必ず聞いておきましょう。(おそらくGPO BOXになると思います)

用意した書類をすべて封筒に入れて投函すれば完了です。

Australia Post でExpress Post(黄色の封筒)を購入して使用するとよいでしょう。追跡機能も付いていますし、1~2営業日で届くことが多いので安心です。

One thought on “領事館に婚姻届を出す

Comments are closed.