海外送金の注意点について

オーストラリアに長期滞在するなら、海外送金をしたり受けたりするケースもときどきあると思います。インターネットバンキングがかなり普及している今、海外送金も結構気軽にできるようになりました。

しかし、意外に面倒な事情もあるので、送金作業前に十分確認の上、手続きを進めるようにしましょう。

1.オーストラリア主要銀行での送金注意

コモンウェルス銀行やANZ銀行など、オーストラリア主要の銀行であれば、少額であれば今やスマホのアプリでも日本などへ簡単に送金することができます。

僕もコモンウェルスのインターネットバンキングで日本へ送金したことがありますが、作業内容としては、本当に国内での送金作業とほぼ同じなので、とても簡単でした。

ただ、送金には最低1万円からでないとできないので、だいたい$120~$130くらいから日本へ送金可能という感じになるでしょう。(そのときの為替レートによります)

高額送金となる場合は、窓口に行く必要があるでしょう。

ここで注意しなければならないのは、日本側での海外送金・受け取りの手続きが非常に面倒であるということです。

僕も両親から連絡を受けて初めて知ったのですが、このようにオーストラリアからはある程度の金額までは簡単に送金できますが、金額にかかわらず、日本側の銀行で海外送金されたお金を受け付けるには、いったん銀行に受取人が赴いて手続きをしなければならないようです。

通帳を見て「あー入ってる」という軽い感じにはならないようです。

僕は母親に荷物をこっちへ送ってもらうようにお願いし、そのときにかかった費用4000円くらいを渡そうと思い、ただ1万円からしか送金できないので、1万円をコモンウェルスのインターネットバンキングから送金しました。

で、母親曰く、突然日本の銀行から電話が来て、海外から送金されたお金があるから、本人確認のために銀行窓口へ来てくれと呼び出しされたそうです。

IDなどを持参の上、本人確認ができた上で、国際送金受け取り手数料を引かれて入金が完了されたみたいです。

そのときに5000円ちょっとしか入金されず、半分弱が手数料で持っていかれたみたいでした。

 

日本の銀行で、なんでこうも面倒なことばかりなんですかね。セキュリティ対策もわかりますが、オーストラリアに比べると、不便です。

 

2.海外送金業者に依頼する

では、お得に送金するにはどうするのかということですが、こういうときは、銀行ではなく、国際送金を専門とする業者を当たってみましょう。

オーストラリアに住んでいる日本人が馴染みのあるところいえば、やはりKVBでしょう。

オーストラリアドルでKVBへ送金を申込みして、自分の限りなく可能なベストのタイミング(レート)で日本へ送金してくれるので、便利です。

日本語での対応も可能ですので、その点も安心ですね。

もちろん他にもたくさんの海外送金サービスの会社はありますので、いろいろ調べて比較し、自分にあったところを見つけてみましょう。

 

3.日本から送金を受けるには何かお得?

ワーホリや学生ビザでオーストラリアに住み始めたばかりの方々は、特に学生ビザの方は家族から送金を受け取ったりということもときどきあると思います。

先程もお話ししましたが、日本の銀行での国際送金は非常に手続きが煩雑です。

手数料もかかりますし、各銀行の為替レートも、一般客にとっては条件がよくない場合も多いでしょう。

となると、結局は、日本でクレジットカードをつくって、それにリンクしている日本の銀行口座に随時入金してもらうのがいちばんコストがかからないですね。

もちろん、オーストラリアでクレジットカード支払いの際は手数料が数%発生するところも多いですが、今ではColesやWoolworthなどの大型スーパーでもクレジットカード手数料はゼロですし、他にも手数料なしのところも増えてきています。

また、海外送金の手数料などは一切ないし、シンプルにご家族に自分が日本に残してきた銀行口座へ入金してもらうだけなので、余計な手続きもないので楽ですね。

もちろん、日本~オーストラリア間の為替レートによって損したり得したりというのもあるでしょうし、海外キャッシングには場合によってはかなりの引き出し手数料がかかることもありますが、カードで支払をすれば、そういった手数料も最小限に抑えることもできますね。

クレジットカードが難しい場合は、キャッシュパスポートをつくってくればOKですね。

 

お金の送金問題は海外生活にはつきもの。それでもオーストラリアは関連サービスが充実していますので、安心して留学・ワーホリにいらしてくださいね!