前回も記事でご紹介したカップルYoutuberの動画から、日本人がカタコトでしゃべる英語がいったいどこまで通じるのか・・という企画があって、なかなか面白かったので、ご紹介したいと思います。文法や発音など細かいことは気にしなくても何とか通じる!とよく言われますが、実際どうなのでしょうか。
※ちゅーそんチャンネル https://youtu.be/serhhtlfHaU から引用しています。
1.半分くらいは伝わりそう
この企画は、実はいろいろな外国人の方が見て行っているそうです。結構人気みたいです。
今回の動画をみていると、日本の生活習慣を知っている方が見ているので7~8割くらいはカタカタ英語や、行き当たりばったりの単語を並べるだけでも意図は理解している様子でしたが、おそらく日本のことをあまり知らない人がこれを聞いたら、たぶん半分くらいしか会話が成立しないかもしれないですね。
実際には、道を聞く程度であれば、地図や住所などを事前に調べておいて、それを見せながら聞けば、最低限の英語だけで旅行くらいなら問題ないと思いますが、ワーホリや留学など長期間の滞在となると、やはりこれで1人でスムーズに生活するのは難しいかもしれませんね。
2.ある程度の正確な文法や発音は必要
というわけで、英語を勉強する際は、可能な限り正確な文法や発音、使い方などは気を付けておくに越したことはないでしょう。
例えば・・・
「ETは What’s man?」って聞いていて、ネイティブの女性は「Fat man?」と聞こえたみたいですね。
他には・・・イノシシを説明したかったみたいですが、それを
「Hard dangerous animal」「Near pig」で何とか乗り切ろうとしたみたいですが、これは失敗のようでしたね。
「Hard dangerous animal」は、動画内にもあった通り、「硬くて危険な動物」となってしまいます。
「Near pig」は、そのままだち「豚のそばに」のようなニュアンスになりますね。本人は「豚に似ている」と言いたかったみたいですが、”Near”は、何かの近くにという場所を表すので、今回のシチュエーションでは無理がありますね。
あとは、人に話しかけるとき、「Sorry Canadian?」で始めてましたが、いきなり初対面の人から「ごめんなさい、カナダ人」って謝られたら変な感じですよね。
日本だと「すいません」から会話が始まりますからね。日本語の「すいません」は、謝罪の意味と、「ちょっとお尋ねしますが・・・」の両方の意味がありますので、普段の日本語の表現につられると、外国語では勘違いされることもあります。
3.この動画から勉強してみよう
ではせっかくですので、もし自分だったらこう説明してみよう!というのを考えてみましょう。
ではまず、「宇宙食」が買えるところを探すときにどうやって聞きましょうか。
動画内では「Alien Food」とありましたが、あながちこれでも間違いとは言えないですが、「Alien」だと、昔の映画で「エイリアン」というのがありましたが、これがちょっとグロテスクな画があったこともあり、あまり良いイメージがありません。
なので、シンプルに「Space food」で十分通じます。
というわけで、「Do you know where I can buy space food?」とか、「Is there any shop around here I can buy space food?」などと聞けばよいと思います。
それから見知らぬ人へ話しかけるときはどうしますか?
これは、僕の個人的な意見ですが、「Sorry」で始めてもいいかなって思います。
いきなり知らない人に話しかけられたら、ちょっとストレスですし、迷惑って思うこともありませんか?それに対して「ごめんね」という気持ちを込めて、「I’m sorry, but I’d like to ask…」ってな感じで話しかけると丁寧な雰囲気になると僕は思っています。
この動画内の状況で問題なのは、「Sorry, Canadian?」と、単発で聞いているので、これだけだと、ただカナダ人の方へ謝っているだけにしか聞こえない可能性もあります。
これを、「Sorry, are you Canadian?」とすれば、「ああ、私たちがカナダ人かどうか聞いてるんだな」って思ってくれると思います。カナダもオーストラリアと同様に移民の国ですから、いろいろな国籍の方が住んでいるので、国籍を聞くのは自然なことです。
オーストラリアだったら、普通に「Hello」で話しかけてもよいと思います。もちろん「Excuse me」とかでもいいですが、たぶん「Hello」がより自然かなと思います。
ときどきこうした動画などから、ネイティブの方々の意見を聞きながら勉強していくことも大事ですね!