今日はファームの仕事内容紹介の第2弾。ピッキングやパッキングだけでなく、動物のお世話関連の仕事に興味を持つ方も多いでしょう。
セカンドワーホリ対象となる動物関連のお仕事の定番は、大草原で放牧されている牛や羊などの管理をお手伝いする仕事です。
僕も羊のお世話に携わることができましたので、その内容をご紹介していきます。
1.10月初め頃に羊ファームへ
前回のO’Reilly Orchardから車でさらに2時間ほどさかのぼり、何もない大草原へ。
どうもこのWirrabara 付近の農家は知り合い同士が多いみたいで、WWOOFの人が来ると、1つのところにずっと滞在させないで、色々なところへ行かせるようにしているみたいです。
農家の方曰く、いろいろな農家の仕事を経験してほしいとのこと。
まぁあとは、働き手に困ることもありませんしね。WWOOFer Share をやっているようです。
10月ともなると、だいぶ南オーストラリアでも暖かくなってきて、ハエもかなり増えてきますので、ハエ除けネットは必須アイテムですね。
この羊ファームがどんなところかというのは、以前のブログでご紹介していますので、ぜひこちらも併せてご覧くださいね!
2.1日のスケジュール
ここのファームはスクールホリデー中などに学校の子供たちのキャンプなども受け付けているようで宿泊施設もあります。
ここでは2週間ほどお世話になりました。
では、その1日のスケジュールをご紹介しますね。
7:00AM 起床
7:30AM 朝食
8:30AM 午前の仕事開始
・フェンスの修理
・Sheep Mastering
13:00 昼食
14:00 午後の仕事開始
・宿泊施設の清掃
・各施設の補修(塗装など)作業
18:00 作業終了
19:00 夕食
21:00 就寝
Sheep Masteringは、羊を一か所に集めるお仕事です。
そこで健康チェックをしたり、生後2週間くらいの羊の断尾をしたりするためです。
羊は大きくなるにつれて、めちゃめちゃ毛がモコモコになるので、生後2週間くらいでしっぽを落としてあげないと、そこに様々な雑菌がたまって病気になりやすくなってしまうそうです。
しっぽ自体はただの毛なので、神経は通っていません。なので、別に羊も痛みは感じないです。ただ毛を刈るだけですね。
3.ファームの紹介 Bendleby Ranges
ファーム名: Bendleby Ranges
住所:741 Crotta Road, Belton SA 5431
公共交通機関はありません。ひたすら車で行くしかないです。
途中から電話の電波もないので、自力で行かれる方は十分に下調べをしてから行きましょう。
草原や荒れ地の上で作業をするので、履きなれた運動靴で仕事をするほうがベストです。
その他キャンプ用の作業手袋、防止、日焼け止めは必須です。
約15000ヘクタールもの広大な土地に放牧している羊はすべて政府公認のタグが付いています。
羊は刈った毛を出荷したり、食用肉として出荷されたりもします。
このファームも政府認可のOrganic Farmです。
インターネットや電話関連は、必ずTelstraを用意していきましょう。
家の中には、遥か彼方のTelstraの電波をキャッチするサテライトシステムのようなものがあり、そのスイッチがオンになっている間は家の中でTelstraの電話やポケットWiFiなどの使用が可能です。
つまり外では何もできません。
なので、家の中と外で仕事をしている人たちは無線機で連絡を取り合っています。
「ごはんできたよ~」とかも無線機で連絡していますね。
夜寝るときは節電のため、全部の電源を落としますので、当然その間はインターネットは使用できません。
いろいろと不便なところもありますが、いけば後悔はないです。それくらい日常生活とはかけ離れた大自然を満喫できます!