最近ときどきニュースで、ワーホリ制度を利用してオーストラリアへ来て出稼ぎをする若者が多いというのをよく耳にするようになりました。確かに平均給与が高いオーストラリアですが、実際のところ、どの程度稼げるのでしょうか？
最低時給は1800円以上
州にもよりますが、基本現時点でのオーストラリアでの最低時給は＄２１ほど。日本円に換算すると、１８００円以上になります。
日本のお給料事情に比べたら、かなり高いですよね。
僕が２０１３年にオーストラリアに来たときは＄１６くらいでしたから、この１０年くらいの間にかなり上がってます。
また、会社側が払わなければならないスーパーアニュエーション（年金）も、これも僕が来た当時は９％ほどでしたが、現在は10.5%。これが現時点では12%まで上がることが決定しています。
従業員にとっては助かりますが、会社にとっては大きな負担となります。
出ていくお金も多い
たくさん稼げるから贅沢できるかといったら、そんなことは決してありません。
物価が異常に高いのもオーストラリアですね。
個々の生活用品や食品が高いのはもちろんのこと、光熱費や家賃もかなり値上がりしてきました。
特に家賃は、シェアハウスでも１週間＄２００近くになってきました。（僕が来たときは＄１００～＄１５０くらいでしたが）
日本なら、１か月のアパート家賃は５００００円～６００００円くらいですが、同じ条件でオーストラリアに住むとなると、これは１週間の家賃となりますね。
それを考えると、入るお金は多くても、出ていくお金もまた多いのが現状ですので、お金がどんどんたまっていく・・・というわけでもないですね。
ただ、永住している方々は、保険や税金など、オーストラリアで生活していく上で支払うものが多いですが、ワーホリや学生の方はそういったものはあまりないので、職種によっては、効率よく貯金できる可能性もあると思いますよ。
うまく節約して日本で使う
将来オーストラリアに永住しようというわけではないのであれば、上手に節約しながら貯金し、日本へ帰国したときに使う、というのが理想かもしれません。
日本はオーストラリアと違って、お給料基準は低いものの、オーストラリアに比べてまだまだ物価は安いですから、時給の高いオーストラリアで貯金し、物価の安い日本で消費するというのが効率的のような気もします。
ただ、オーストラリアの銀行口座で貯めたお金をどうやって日本へ持っていくかが問題となります。
原則１００万円相当を日本へ持ち込む場合、関税がかかるので、現金で持ち込むのもちょっと大変ですね。
オーストラリアの銀行口座から日本の口座へ送金も、日本の銀行は海外送金に非常にシビアなので、大金を送金しようとすると、すんなり送金手続きは完了できないかもしれません。
オーストラリアの銀行口座を解約せずそのままにし、オーストラリアの銀行口座のカードを日本でそのまま使うこともできます。
どんな方法がよいかは、それぞれ、その人次第といったところでしょうか。
ご参考になれば幸いです。
