夏のクイーンズランドは洪水被害に注意

現在クイーンズランド州は大型のサイクロン(ジャスパー)の被害で大変なことと思います。夏の時期のクイーンズランド州は雨期なので、ちょっとジメジメした感じの気候が続き、ときたまこのようなことも起こりえます。

僕が初めてオーストラリアに来た時も、来たばっかりなのに、いきなりサイクロンの被害に遭い、滞在していたバックパッカーズの部屋が完全に水没してしまいました。

渡航時期が1月だったのですが、最初からファームの仕事をしようと思い、夏の時期のクイーンズランドは、正直なところ、あまり仕事がない状態なのですが、セカンドワーホリの日数はカウントされるところだったので、まぁ、のんびり過ごしていけばいいかな、くらいにしか思っていませんでした。

このとき訪れたのが、ファームでは有名なバンダバーグでした。

が、来てから数日でめちゃすごい暴風雨が続き、やっと晴れた~と思って外へ散歩に行ったら、周りがちらほらすでに水没しているところもあり、そして30分くらいして帰ってきたら、なんと玄関のところがすでに水没しており、2階の部屋へ緊急避難。

次の日の朝、僕が元々泊まっていた部屋が完全水没。

みんなで近くの市民センターへ避難することになりました。

ちょっと広々としたホールにたくさんの毛布や日常品が寄付され、みんなで床に雑魚寝しながら、水位が下がるのをただ待つしかできませんでしたね。

ヘリコプターで食料などが運ばれ、3食+10時のおやつ付きという、避難所生活なのにかなりVIPな待遇で、あのときのボランティアの皆様への感謝の気持ちは、生涯忘れることはないでしょう。

 

その当時で、過去最悪の洪水被害だったそうです。

当時のオーストラリア首相のギラード氏も視察にきたほどでした。

3週間くらい経過して、避難所にWiFiも入り、ようやく水位も下がったので、バンダバーグ脱出を考え、シドニー行きのフライトを予約。そこで知り合った友人の車に便乗させてもらい、ゴールドコーストまで一緒に行って、一泊してから僕だけシドニーへ。で、今に至るわけですね。

場所や収穫する作物にもよるので、夏のクイーンズランドが絶対よくないというわけではないですが、クイーンズランドの収穫のピークは乾季となる冬の時期といわれています。

冬といっても、NSWやVICなどと比べると、比較的暖かく、非常に過ごしやすい気候です。

なので、雨の多い夏の時期にお休みをとる農家がほとんどですね。

オーストラリアの夏の時期にファーム行きを考えている方は、南オーストラリアなど、南方面のエリアが収穫期を迎えるところが多いですので、そちらを狙ってみてもよいかもしれません。

過去にバンダバーグでの出来事をご紹介しています。

まずは農業の聖地!?バンダバーグへ