この話題に触れるのは少し遅い気もしますが、いよいよオーストラリアでもコロナウィルスのワクチン接種に向けて準備が進んでおり、ワクチン接種の重要度が高い人たちから順次接種が開始されます。早ければ今月中にも始まるようです。
1.ファイザー社ワクチンをTGAが正式に承認
先月(2021年1月下旬)にオーストラリアの医薬品管理局にあたるTGA (Therapeutic Goods Administration)が正式にファイザー社製のコロナウィルス用ワクチンを認可し、ついにオーストラリアでもワクチン接種が可能になりました。
ファイザー社以外にもアストラゼネカ社ともワクチン入荷の契約が進んでおり、こちらもTGAの認可が下り次第、入荷を開始するとのことです。
イギリスやアメリカではいち早くコロナウィルスのワクチン接種が開始されましたが、副作用にかかり、体調が悪化する例も出ており、オーストラリアではワクチン認可には慎重な姿勢を見せていたため、他の国よりもワクチン認可が少し遅れ気味となりました。(それでも日本よりは全然対応が早いです)
ワクチンが一般に出回り、その効果も確かなものと確認されれば、国境が再開する日も近いですね。
2.ワクチン接種の大まかな日程
オーストラリア政府としては2月下旬よりワクチン接種を開始できるように努めています。
まずは医療関係者や隔離ホテルで勤務するスタッフ、高齢者、警察官などが優先されてワクチン接種が開始されます。
僕たち一般人への接種は、現時点では10月頃が予定されています。もう今年2021年も終わりかけの頃ですね・・・・
まぁ、仕方ありません。
素晴らしいことに、このワクチン接種が可能なのはオーストラリア人や永住権保持者だけでなく、全種類のビザ保持者、旅行者、ビザを却下されながらもまだオーストラリアを出国できない人まで、つまりその時点でオーストラリアにいる人すべてを対象にするそうです。
こういう事態になって、改めて、オーストラリアに住んでいてよかったと思っています。
(もちろん日本がダメと言っているわけではありません。日本政府とオーストラリア政府の緊急事態時の対応の違いが大きいということですね。)
3.ファイザー社について
さて、今回のコロナウィルスのワクチンで名の知れるようになったファイザー社って、どんな会社なのか気になってちょっと調べてみました。
本社はアメリカで、日本にもオーストラリアにも支店会社があるみたいですね。
ちなみに英語で書くと、「Pfizer」と書くようです。
世界中の製薬会社の中でもトップクラスの規模で、薬品やワクチンの開発・研究・製造、もちろん販売も行う、非常に大きなグローバル企業のうちの一つですね。
科学関連の専門を勉強してきた人たちなら、まず就職先として候補に入れたい会社の一つ。ですが、やはり入社するには結構難関のようです。
ウチの嫁も科学専門で同じ職種ながら別の製薬会社で現在働いていますが、できればファイザーに入れるものなら入ってみたいと言ってましたね。
いつか、ファイザーへ転職できるように応援し続けてあげます。
4.オーストラリア政府が追加でさらに発注
スコット・モリソン首相は、すでに2000万回分のワクチンを確保したと発表しており、さらに1000万回分も追加発注したとのことです。
ファイザー社は、超忙しそうでめっちゃ経済が潤っていそうですね。
やっぱり、こういうときに国と契約できる会社はすごいですね。
今後は、毎年行われておるインフルエンザ予防接種みたいに、コロナウィルス予防接種が毎年流行りそうです。
それでも、一度かかれば恐ろしい病気なので、引き続き、人込みを避ける・手洗いの徹底・マスク着用・消毒液の使用など、感染拡大防止に努めていきましょう。