オーストラリアに住み始めて気づくことは、無料でいろいろなもの・サービスを提供したり、募金活動がやたらいろんなところで目にします。オーストラリアは、結構なチャリティ大国でもあります。
ワーホリや留学でオーストラリアに来て、それなりに長く滞在されている方々は、夜、道端でワゴン車が何台かとまっていて、ホームレスの方へごはんをあげていたりなんて光景を一度は見たことがあると思います。
そんな中、先日ご紹介したバーチャルマラソンイベントですが、これもまたチャリティ企画が含まれていて、参加費の一部がBeddownというチャリティ団体へ寄付されます。
では、このBeddownというのは、具体的にどんなチャリティを行っているのかをご紹介してきましょう。
街中に行くとたくさんの駐車場がありますが、当然ながら夜から一晩中、高い駐車料金を払って駐車場に車を止めるよう人は、よっぽどの理由がない限り、そんな人はいません。
つまり、夜の駐車場はガラガラのがら空き状態なのです。
このスペースを利用して、即席のベッドをたくさん用意して、ホームレスの方に雨風をしのげる場所で休んでもらう場所を提供しようという活動をしているのが、このBeddownというチャリティ団体で
す。
物価の高いオーストラリアですから、ひとたび仕事を失ったり、ビザを失ったりなどしてしまうと、ホームレスになりかねません。
すでにワーホリ、留学でも数週間も滞在してれば、公園ではホームレスの方々がたくさん集まっているのを目にしていることでしょう。
そんな方々へ救いの手を差し伸べているのが、このBeddown。
Secure Parkingという、オーストラリアでは有名な駐車場ですが、このSecure Parkingを経営している会社もまた、チャリティ意識の高いところで、Beddownと協力して、夜にはガラ空きとなる駐車場のスペースを提供しているのです。
すごいところは、寝る場所だけでなく、医療サービスも提供しているところ。
これもまた無料で受けられるのがすごいですよね。
基本は野宿生活が長期間続いているホームレスの人たちは、当然ながら病気にかかりやすく、そしてその治療も受けられずにいるわけですから、この取り組みは本当に彼らにとっては、まさに天の恵みですよね。
昼間でも道端で物乞いする人も多いですが、結構な人がお金をあげてるのがちょっとびっくりです。
ほとんどが$1~$2くらいとコインを少し分ける程度なのですが、中には$50紙幣を渡す人もいたので、ずいぶんな太っ腹な方もいらっしゃいます。
僕もオーストラリアに来たばかりの時は、サイクロンの被害でボランティアの方々に助けられましたので、今回のチャリティマラソンに参加しています。
こういうところから、少しでも多くの方が人生の再スタートできればいいなって思います。