世界をラウンド旅行するときはビザに注意!

とある記事を読んで、思わず自分も気を付けなくては。。。と改めて感じされられたことをご紹介します。

オーストラリアに1~2年ワーホリが終わってから、「せっかくだし、オーストラリアからじゃないといけない他の国も旅行しよう!」とか、「この機会に世界1周してみよう!」と意気込んで旅に出る方も多いのではないでしょうか。

それはとても素晴らしいですし、その時間と資金があるのなら、是非チャレンジしてほしいのですが、しっかり準備をしていないと、その旅行に出発すらできず、お金と時間を無駄にして泣く泣く日本に帰国しか道はない・・・なんてこともあります。

そう、 「観光ビザ」の問題です。

日本のパスポートは確かに世界最強ですが、どの国へも無条件でビザなしで入国できるわけではありません。

国によってビザも様々です。

特に発展途上国を訪れるときは特に注意が必要ですので、観光スポットを調べる前に、必ず観光ビザについて調べましょう。

まず、観光へ行くにあたり、どの国もほぼ絶対条件ともいえることがあります。それは・・・

「帰りの航空券を持っていること」

これがないと、下手をすれば出発地で搭乗手続き(チェックイン)すらできないこともあります。

飛行機に乗れたとしても、到着してから入国手続きで引っ掛かり、違法労働するかもという疑いをかけられて入国できず、日本へ強制送還の可能性もあります。

帰りの航空券、もしくは第3国へ出国する航空券を持っているかどうかがキーとなります。

第3国への航空券を持っていたとしても、その第3国の観光ビザの条件も考慮しなければなりません。

多くの人は、最初の片道航空券だけ取って、後はその時の気分で航空券をその都度購入していこうと考えますが、これは大きな落とし穴です。

観光ビザは、原則その国を出国する意志を表示するために、帰りの航空券を持っていることが条件となります。

もちろん、オーストラリアのように日本国籍の人にはETAのような簡易観光ビザがあり、特に往復航空券は絶対条件ではなく、滞在期間のための十分な資金を証明できれば問題ないケースもあります。

が、そうは問屋が卸さない事情のところも多いですので、十二分に各国の観光ビザ条件を確認しましょう。

「○○日以内の滞在であればビザ不要」とあっても、これは十分な資金をもっていることや、帰りの航空券を持っていることが条件となることがとても多いです。

この一文だけを鵜呑みにせず、細部まで条件を確認しておきましょう。

とても面倒なことですが、楽しく海外旅行するためには必ず知っておかなければならないことですので、各国の領事館ホームページや入国管理局から調べたり連絡したりということを怠らずに行いましょう。

昔読んだニュース記事は、こんな内容でした。

・オーストラリアでのワーホリを終えて、北米から南米へ旅行しようとした。

・最初の国への片道航空券しか持ってなかったが、180日以内の滞在はビザ不要と知っていた。

・チェックイン時に「帰りの航空券、もしくは第3国への航空券がないと搭乗できない」と言われた。

・慌ててその後の国へ行く航空券を購入

・再度チェックインの時、「その国も帰りの航空券、もしくは第3国への航空券がないと搭乗できない」と言われた。

・チェックイン時間が来てしまい、ゲートクローズ・・・・

何とも悲しい出来事・・・

このあと、近くの旅行代理店のおかげで、こちらの方は何とか旅行へは出発できたそうですが、最初からこんなつまずき方、したくないですよね。

今や気軽に海外旅行できる時代ですが、国が変われば自分の常識や今までのルールもまったく変わってしまうことを、肝に銘じておかなければなりませんね。