オーストラリア国内から別のビザを申請するときによく聞きますが、いったいどんなビザなのか、ご存じですか?
オーストラリア滞在をなんらかの方法で延長しようとしている方はかかわってきますので、よく理解しておきましょう。
今日はオーストラリアのブリッジングビザについてお話していきます。
1.種類はA~Eまでの5種類?
けっこう種類があるのですね。
僕が調べた限りでは、現時点ではブリッジングビザA~Eの5種類あるようです。
それでは、それぞれどんな特徴を持っているのか見ていきましょう。
ブリッジングビザA
オーストラリア国内で次の新しいビザを申請中だが、現在有効なビザが切れてしまっているにもかかわらず、まだ新しいビザ申請の結果が出ていない場合、その新しいビザ申請の結果が出るまではオーストラリアに滞在を可能にするビザです。
基本的にはオーストラリア国内で次のビザ申請が受理されれば自動的に発行されることがほとんどです。
もし新しいビザを現在オーストラリア国内で申請済であれば、移民局から受理された旨のメールをよくよく見てみましょう。おそらく、一緒にブリッジングビザAが入っていると思いますよ。
このブリッジングビザAが適用されている間はオーストラリア国内を出ることができませんので、十分に注意してくださいね。
ブリッジングビザB
ブリッジングビザAはオーストラリア国内を出ることはできませんが、よんどころない事情でどうしても日本に一時帰国しなければならないようなこともあるでしょう。
その場合は、必ずこのブリッジングビザBの申請を忘れずに。
ブリッジングビザBは、ブリッジングビザAの人が一時的にオーストラリア国外を出ることを可能にするビザです。
このビザ人生には別途費用がかかり(現在は$155)、オーストラリアを一時的に出なければならない理由を移民局へ説明し、許可を得なければなりません。
また、期限内に必ずオーストラリアに戻らなければなりません。
ブリッジングビザC
正直なところ、このあたりから僕もあまり馴染みがないのですが・・・
どうもこれは、オーストラリアで裁判中のときに有効なビザが切れてしまった場合に、その判決が決定するまでオーストラリアに滞在できる一時滞在ビザのようですね。滞在期間や労働条件などもそのとき次第のようですが、かなり制限されるみたいです。
このビザにお世話になることがないようにしたいですね。
ブリッジングビザD
これも僕はほとんど聞いたことがないですね。調べてみたのですが、あまり情報もないようです。
どうやらこれは現在保持しているビザが数日後に切れてしまう場合に、次のビザを申請するための時間稼ぎを可能にしてくれるブリッジングビザのようですね。
移民局のホームページにも特に詳細は見当たらず、検索すると申請フォームだけが出てくるような状況です。
そもそも今このブリッジングビザってあるのかどうかも微妙なところです・・・
ブリッジングビザE
このブリッジングビザにお世話になりたくはないですが・・・不法滞在者のための合法的にオーストラリアに滞在するための一時滞在ビザです。
不法滞在していた場合、出国するまで合法的に滞在できるビザとなります。
自分のビザはちゃんと管理して不法滞在とならないとように注意しましょうね。
2.あくまでも次のビザ申請結果を待つためだけの繋ぎ
ブリッジングビザはその名の通り、あくまでも「つなぎ」のビザですので、長期滞在はできません。
原則は現在新しく申請中のビザの結果が出るまでオーストラリアに合法的に滞在できるためのものです。
よっぽどのことがない限り、自らブリッジングビザを「申請」することはありません。
そしてブリッジングビザは基本的にはオーストラリアを出ることができません。
場合によっては、1~2年オーストラリアに缶詰め状態になることもありますので、新しくビザ申請する際はその点も踏まえて今後の計画を立てていきましょう。
3.ブリッジングビザAとBはよく理解しておきましょう
さて、ここで僕たちと非常にかかわりがあるのがブリッジングビザAとBですね。
前の章でもご紹介しましたが、ブリッジングビザAは新しいビザ申請が受理されれば、自動的に発行されることがほとんどです。
ブリッジングビザAの重要なポイントをまとめておきましょう。
ブリッジングビザAの主な特徴
- 申請中のビザ結果が出るまでオーストラリア滞在できる
- 申請中のビザ結果が出るまでオーストラリアを出てはいけない(出たらその時点でアウトです)
- 労働条件は原則として1つ前のビザの労働条件がそのまま適用される。(**パートナービザは別)
労働条件については、現在新たに申請中のビザや前のビザによっていろいろと変わってくるようです。
僕の場合は学生ビザ⇒永住権申請だったのですが、この場合は学生ビザの労働条件が適用となりました。
つまりブリッジングビザ中は2週間で40時間までしか働けませんでした。
これがパートナービザ申請中の方の場合はフルタイムで働けるのです。
おそらく、パートナービザは結果が出るまで2年前後という長~い時間がかかるためかもしれませんね。
では、次にブリッジングビザBの特徴をまとめておきましょう。
ブリッジングビザBの主な特徴
- ブリッジングビザAの人が拠無い事情がある場合に限り、一時的にオーストラリア国外へ出ることができる
- 別途費用がかかる
- 必ず期限以内にオーストラリアへ戻ってこなければならない
渡航期間やビザの状態、状況にもよりますが、基本的には3か月以内にオーストラリアに戻ってくるように期間を設定しなければならないようです。
例えばどうしても緊急で家族のところへ帰らなければならないなど、そんなときはこのブリッジングビザBを申請しましょう。
オンライン申請か申請フォームを埋めて郵送のようですね。
いかがでしたでしょうか?
僕も自力で調べたり過去の経験からご紹介させて頂きましたが、特にこのブリッジングビザは複雑なところも多いので、必ずビザ専門家から最新情報を入手してから行動してくださいね。