うまい話しに注意!特殊詐欺にあわないように

先日シドニー総領事館からもメールマガジンが回ってきましたが、特殊詐欺事件が最近少し目立ってきているようです。

特にワーホリや留学の方は日本人向け情報サイトをよく目にすると思いますが、簡単な話やうまい話しがあったら、まずは疑うようにして、安易に応募しないように注意しましょう。

例えば、日豪プレスでこんなのがありました。

 

月収30万円とか書いてあれば、このくらいは稼げそうな気もしますよね。しかもいつでもでこでも気軽にできるみたいなことも書いてありますし、思わず応募してみようかな、と考えてしまいます。

が、これは本当に要注意です。

 

この問い合わせはLINEとなっていますが、それぞれが担当制となっているようで、どうもいろいろな人を紹介してこの仕事へ参加させることが目的なようです。それに応じて報酬をもらえるような仕組みですね。

しかもこれ、まずは自分で会費を払わなければならないようです。いくらかは不明ですが、その時点で怪しい雰囲気です。

最近この類の求人をときどき目にしますが、応募しないことを強くお勧めいたします。

 

ほとんど同じような内容の求人が複数出ていて、担当者だけが異なります。

 

あともう1つ。

 

まともな求人なのですが、「ビザサポート可」とか、「永住権を目指せる」とか求人に書いてあるものがときどきあります。

これも、言葉の意味をよく理解した上で応募することが大切です。

 

特に飲食店に多い謳い文句ですが、あくまでも「サポート」が「可能」であって、必ずしもビジネスビザや永住権の申請を手伝ってくれるわけではありません。

ビザのサポートをするかどうかは会社/お店の判断によります。

正直なところ、こういった言葉で人を釣って、募集を集めようとしているお店もたくさんあります。ただでさえ人手不足が未だに深刻なので、とにかく従業員を確保するのに必死です。

サポート可能だけど、ダメだったらごめんなさいなので、よっぽどのことがない限り、ビザサポートはないものと思っていいでしょう。

なぜなら、こうしたビザのスポンサーになるには、莫大な費用と時間がかかり、万が一ビザが成功した後でそのスタッフが辞めてしまったら、それまでの努力とコストがすべて水の泡となってしまうため、どの企業もビザスポンサーになるのに非常に慎重です。

 

もちろん、ビザ申請に協力してもらって、無事にビザが下りた方もいらっしゃいますが、可能性は低いということを念頭に置きましょう。

 

目に見える情報だけに頼らず、しっかり考えた上で、求人に応募していくことを心掛けて頂くように、お願いいたします。