この半年で全世界の人々の生活が一気に変わりました。この状況はあと1~2年は続くでしょう。
激変した生活の中で多くのストレスを抱え、経済面だけでなく心身ともに参ってしまう人も続出しています。
こんな中で僕たちはどういう風に生活していけばよいのか、一緒に考えていきましょう。
1.経済危機よりも深刻な問題
オーストラリアでは、今や1人でも陽性が出れば、その一帯はすぐにシャットアウトされ、濃厚接触者は強制的にPCR検査となり、14日間の自己隔離が課されます。
またビクトリア州・NSW州の第2波により、再び州境が閉鎖されております。
このあたりの対応は日本に比べると非常に早く、感染拡大防止につながっています。
ロックダウンが続くと自由に外へ出ることもできず、仕事もままならなくなり、今後の不安と劇的な環境の変化により、知らずのうちに心身ともにストレスで削られていきます。
これが僕たちの思考をより悪循環にさせ、家庭内・友人同士・または普段は何でもないことに対してイライラが募ったり、突然ものすごく落ち込んでしまったりするなど、生きる気力を失ってしまう人が多くなっているような気がします。
ある意味、これは経済危機よりも深刻な問題と僕は思います。
実際、先日日本の有名俳優が若くしての訃報がありましたが、これもコロナウィルスによる生活の変化も影響している可能性はあるのではないかと考えています。元々悩んでいることがあるとき、そんな最中でコロナ危機が事態をより深刻にしてしまうこともあります。
経済危機は人の力で克服することができますが、その「人」がつぶれてしまっては元も子もありません。
このような生活状況の中で、いかに感染を防ぎ、同時に心身ともに健康でいられるのかを考えていかなければなりません。
2.コロナが終わるのを「待つ」のではない
コロナ危機が終わるのを待っているだけでは何も生まれません。ワクチンの開発や感染が本格的に治まっていくのは1~2年先と言われ、またこのコロナウィルスとはこれから一生付き合っていかなければならないでしょう。
今必要なのは、コロナ危機が過ぎ去るのを待つのではなく、コロナ危機の中で「何ができるのか」を模索していくことでしょう。
この危機が終わるまでに1~2年といわれている中、その長い間何もしないというわけにもいきません。感染防止対策をしっかりと行いつつ、これから生きていくために何をしていかなければならないのかを試行錯誤していかなければなりません。
特にビジネスにおいては多くの企業が倒産し、尋常でない数となる人々が仕事を失いました。
オーストラリアではJobkeeper Paymentと生活保護のJob Seekerの継続が発表されましたが、それも今年度いっぱいまでで、それ以降は何も支援がない可能性もあります。
(僕もその後のことについてすでにいろいろと調べてはいますが、まだ具体的な解決策は見いだせずにはいます・・・)
ただ、僕の会社ではようやく現状で何ができるのかという話し合いがやっと始まりました。
今まではコロナ危機の後の準備ばかりでしたが、ようやく上の人たちが現実を見るようになりましたね。僕らは何度かボスへ提案はしていたのですけど・・
ちなみに旅行業界は、確かに海外旅行が壊滅的ですが、オーストラリア国内では旅行したい人は意外に多く、徐々に各ツアーや宿泊施設の再開が始まっており、満員というケースもあるようです。それでもコロナ対策は怠らず、各州の基準を厳守して人数制限や十分な社会的距離の確保、スペシャルクリーニングを実施して、現段階では観光地としてビジネスを再開しているところでは新規感染者拡大は発生していないようです。
僕たちも、今はさすがに旅行を強くお勧めできる状況ではありませんが、今後コロナの中でどのように観光業界を展開していくのかを検討していかなければなりません。
「コロナ=旅行ダメ」ではなく、どのように安全な旅行環境を整えていくのか、ということを考えております。
3.どのようにコロナと共存していくか
心身ともに健康を保ち、かつ感染を防いでいく生活を築いていく必要があります。
そのためには今後どのように生活していけばよいのか、一緒に考えていきましょう。
基本中の基本!手洗い・消毒・マスク着用の徹底
まずは基本を忘れずに。なんでもベースとなるものはとても大事です。
一般的な風邪の予防はコロナウィルス対策にも活きてきます。
頻繁な手洗い、外でのマスク着用、そして常に手やその他必要な部分の消毒の徹底をしましょう。
オーストラリアでも至る所に消毒剤(Sanitizer)が設置されており、また各企業のオフィスやお店もNSW州ではCOVID-Safeの登録が義務付けられていて、もちろん僕のオフィスもCOVID-Safeの認可を受けています。
**COVID-Safe:NSW州が定めた基準に沿ってコロナウィルス感染防止対策が整っていると認めた証。消毒剤や定期的な清掃、十分な社会的距離を配慮したデスクの配置などが適切であると州政府から認められているものです。
適度な運動と外出
体を動かさないと、心身ともにまいってしまいますね。
外出が控えられている世の中ですが、僕はまったく外出がダメとは思いません。むしろ、出かけることで気分転換になって気持ちがスッキリするようであれば、それは必要なことだと思います。
各自治体のコロナ対策のルールに則って、適度な外出はよいことだと思います。
例えば、ちょっと外へウォーキングやジョギングに出るとか、混雑していなければちょっと友達とごはん食べに行ったりお茶したりとかは大事だと思いますよ。(ですが長居は禁物です。)
ウイルスに負けない体づくりも大事ですので、適度に運動をして免疫をつけましょう。
空いた時間を有意義に
何か別の仕事などが見つかれば、その仕事に打ち込んで頑張ればよいですが、なかなかそうもいかない方も多いでしょう。
例えば、飲食店やスーパーは需要が伸びているので、バイトや短期契約での仕事もあるでしょう。しかし、こういったところは感染リスクが高いので、あまり気の進まない方も多いと思います。
また、今の本業の仕事も簡単にやめられず、副業をしている時間までは持てないという方もいらっしゃるでしょう。
気分転換・ストレス発散もかねて、何か趣味や、これまでやりたくでもできなかったことを始めてみるのもよいかもですね。
僕の場合は、まずはこのウェブサイト。以前から自分のちょっと本格的なウェブサイトをつくってみたかったので、在宅ワークも多くなり、仕事時間も減らされているので、この機会に初めて見ました。
そして、オンラインゲームもやってみたいものがあったので、今は遊戯王デュエルリンクスで子供のころに戻ってデュエルを世界中の人たちと対戦しながら楽しんでいます。
さらに、中国語の勉強も始めてみました。嫁が中国人なので、ちょっとは話せないと・・・頑張って少しずつ勉強を進めています。
こういったことも、コロナと共存していく上で、特に現状では必要なことではないかと思います。
コロナウィルスが消えることはないでしょう。なので、この危機が終わるのを待つのではなく、どう共存していくのかという発想に変えて、まずは自分の心身を健康に保つことを考えていきましょう。
コロナウィルスには十二分に注意しなければならないのは当然ですが、過度に気に過ぎたり恐れ過ぎたりするのもかえって自らの健康によくありません。基本的な対策を怠らずにいれば、そう簡単にはかかりません。僕はこのコロナ危機が始まってから自分の生活に余裕が出てきて、かえって以前より健康になりました(笑)