工事現場で働くには「ホワイトカード」が必要

またまたオーストラリアでの公的手続きシリーズです。今日は男性は必見かもしれませんが「ホワイトカード (White Card)」についてご紹介していきます。

工事現場では必要な労働ライセンスのうちの1つ。工事関係の仕事はある程度危険を伴うものもあるし、ローカルジョブなのでなかなかお給料もいいみたいですね。それゆえ、ワーホリの方々でも以外と人気のある職種のようです。

1.ホワイトカードとは?

建設現場など、工事関連(Construction)の仕事に携わるために必要なライセンスで、オーストラリアではこの「ホワイトカード」と呼ばれているものを所持していないと、このような職種で働くことはできません。

ちなみに正式名称はGeneral Construction Induction Cardとなります。

実際に工事現場で技術的な作業をする人や責任者だけでなく、現場へ入る人はすべてこのホワイトカードを持っていなければなりません。

 

2.ホワイトカードの取得方法

以前RSAの取得についてお話しましたが、基本的にホワイトカードの取得もその流れは非常に似ています。

・ホワイトカード取得のための講座を受講する

・テストに合格する(この時点で働くことが可能になります)

・郵便でホワイトカードが送られてくる

まずはRTO(Registered Training Organization)に登録されている学校からホワイトカードについて受講できる学校を探して申し込みをしましょう。

NSW州においては、こちらから検索できます。

 

ちなみにWhite Cardに関しては、どの州で取得しても、オーストラリア全土で有効です。

実際に教室での受講もありますが、オンラインでも受講できるもの増えています。

他にも申し込み時に以下のものが必要なようですね。

 

  • 合計100点以上となるような身分証明書
  • PPE (Personal Protective Equipment )
  • 講義を理解できる英語力
  • USI(Unique Student Identifier)

 

やはりここでもきましたね。100ポイントの身分証明書。

詳細は講義申し込み時に確認が必要ですが、以下のようなIDがあれば大丈夫でしょう。

  • パスポート
  • オーストラリアの運転免許証/各州発行のPhoto ID Card
  • クレジットカード
  • 銀行のカード
  • 残高証明書
  • 写真付きの学生証 など

詳しくは、各学校からそのリストをもらって、それに沿ったIDを用意していきましょう。

次にこのPPEですが、要するに工事現場で働くための最低限の装備品をもっていないとダメだそうです。自分で買うかお友達から借りるかして用意しましょう。こちらも各学校に確認する必要がありますが、だいたい以下のようなものを用意することになります。

  • ヘルメット
  • セーフティゴーグル
  • 工事現場用のべスト
  • 耳をふさぐもの
    **飛行機内で使うようなものではなく工事現場用の物


それから、英語の理解力に著しく乏しいと判断されると受講できないようです。また現場でも指示がわからないと事故につながることもありますので、日常会話はスムーズにできるくらいのレベルは欲しいところですね。

職業訓練のための受講/トレーニングとなりますので、USIが必要です。

**USIの登録はこちらをご参照ください。

準備ができましたら、インターネット上でどこで受講できるか検索してみましょう。

NSW州の公式ページでは NSW Safe Work から探すこともできますが、White Card Australia などと検索していけば、たくさんの学校がヒットしますので、自分にあったところを探して受講してみましょう。

費用はだいたい$150くらいでしょうか。

 

3.受講の後は・・・

受講は1日で終わるところがほとんどです。
その日の授業の中で最後にテストが行われ、合格すれば、そこで発行される証明書でしばらく働くことが可能です。

10日前後でカードが郵送されてきますので、仕事の時は常に携帯するようにしましょう。

このようなことはいろいろと大変ではありますが、こんな経験が一つ一つ海外生活の財産と今後に活きてくることもありますので、ポジティブにとらえて頑張っていきましょう。

資格が増えれば、その分仕事を得られるチャンスが多いのも事実です。何事にも果敢にチャレンジしていってくださいね!