毎年大賑わいでオーストラリア中の人が集結して観に来るシドニー・ハーバーブリッジで行われる大晦日の花火ですが、コロナウィルスの影響で今年の開催が危ぶまれています。しかし、NSW州は開催する方針を見せています。
1.毎年大晦日は朝から場所取り合戦
実は僕は生で観に行ったことはありません(笑)
7年以上もオーストラリアにいますが、未だに直接観に行ったことがないです。
しかしながら、毎年大晦日の12月31日は、朝から場所取り合戦が繰り広げられています。
ハーバーブリッジ付近のロックスやミルソンズポイントは特にものすごい人だかりです。
ご存じのように、オーストラリアの12月~1月は真夏です。気温は30℃を超え、非常に蒸し暑い日々が続きます。そんな灼熱地獄の下で多くの方がパラソルやケータリングの食事を持って、カウントダウンに備えて場所取りをチームワークで行っています。
カウントダウン直後の花火は、せいぜい10分~15分ほどです。このために、大晦日という年の瀬に朝から猛暑の中、ずっと待機しているわけです。
さすがにここまでは僕はやりたくないな・・・熱中症で倒れる方もときどきいらっしゃいますしね。せっかくの大晦日なので、自分の好きなようにのんびり過ごしたいものです。
僕は毎年テレビで見てます。Youtubeでも生配信やってますので、それで見てます。
ちなみに州によって時差があるので、新年を迎えるタイミングもまちまちです。
2.近くのホテルやクルーズも早々に満席
ハーバーブリッジがよく見えるホテルは早々に満席となります。
また、この12月31日の花火を見るためのディナークルーズや観光クルーズも多く出ていますが、どのクルーズも早くて10月中には完売となります。このクルーズは安くても1人あたり$500ほど、高いものだと$1200~$1300ほどの商品となります。
それでも毎年満員御礼で、特にシドニークルーズの老舗であるCaptain Cook CruiseとAustralian Cruise Groupは年でいちばん忙しい時期でしょう。
湾の上で間近で新年の花火を見られるだけあって、お祭り・イベント好きなオーストラリア人にとっては、クルーズというのはこの上ないベストな場所で、それにはお金を惜しまないということでしょう。
3.NSW州首相は大晦日の花火は「国民の希望」
今年はコロナウィルスの影響で開催すべきかどうかの議論がずっとなされてきましたが、NSW州ベレジクリアン首相は、毎年の大晦日花火大会は「国民の希望」の象徴として、コロナ感染拡大防止のルールの中でできるだけ開催したいという意向を示しています。
すでにシドニー市とNSW州警察と協議に入っており、例年のように多くの人が集まってというわけにはいかないが、テレビ中継での鑑賞がメインとなるが、安全対策をしっかりと行った上で開催していく方針のようです。
今年は最初から不安いっぱいの年だったので、少しは明るくなるイベントも必要ですね。元通りというわけにはいかないですが、1日も早く通常に近い生活が戻ることを祈るばかりです。