サインはどうしているの?

ハンコのない海外では、すべてサインで対応となります。日本を出てから一つ便利だなーと感じたのは、このサインという文化ですね。というか、ハンコという文化が日本に入ってきて、それが今でも続いていると聞いたことがあります。オーストラリアでももちろん、すべての手続きには直筆サインとなります。

1.何を自分のサインにする?

自分の名前をどのようにサインするかは本人の自由です。

オーストラリアに来てからは、僕の周りでは、結構多くの日本人は現地の人と同じように英語筆記体を自分流にアレンジして、芸能人みたいなサインを作る人が多いですね。僕も一時はそれを考えてみましたが、慣れない字体で、しかもそれを毎回書くのはとても大変なので、やめました。

かといって、普通のブロック体で英語で書くのは真似されやすいですので、ここはやはり、日本人の魂は忘れたくないので、漢字をそのままサインにしています。

パスポートも漢字なので、IDと照合されるときに相手にわかってもらえ安いというのもありますし、オーストラリア現地の人で日本の漢字を書ける人はそうはいません。いくら中国人・韓国人でも、日本の漢字は独特のものですので、真似をするのは容易ではありません。

また僕も自分の名前を漢字で書くのはもちろん慣れてますから、億劫に感じることもありません。

日本人ならやっぱり漢字でしょう!ぜひ、自分のサインは漢字にすることを個人的にはおすすめします(笑)

 

2.特に銀行は超便利!

日本の銀行ですごい面倒を感じているのは、印鑑を登録しなければならないこと。しかもいろいろな手続きのときにその印鑑がないと何もできないということです。また捺印が不明であれば、また一からやり直し・・・

その点、すべてサインで済むオーストラリアは超便利ですね。その場で書けばいい話ですからね。

他の銀行はよくわかりませんが、Commonwealth Bank(コモンウェルス銀行)では、このサインも登録されます。

例えば、今回サインを英語で書いて登録すると、次回のサインはその時の気分で漢字で書くと手続きが進まないのです。

なので、登録されるようなときは、どんなサインを書いたのかをちゃんと覚えておく必要があります。

iPadみたいな機械に専用のペンでサインを書いて、それがそのまま登録されます。

でも、いちいちハンコを持ってきて朱肉につけて、はっきりわかるように慎重になって押す・・・というように神経質にならなくて済むので、やっぱりこのサインの文化は素晴らしいですね!日本もハンコなんてやめて、全部サインにすればいいのにって思います。

 

3.オーストラリアでもハンコ必要?

ではまったくオーストラリアではハンコは必要ないのかといったら、実はその通りです。

しいて上げるなら、日本の総領事館での手続きなどは、ここはやはり日本の書類ですので、捺印する箇所があります。こういったところは、ハンコを押すような書類になっています。

が、海外にはハンコがないことも考慮されていますので、ハンコがない人は、自分の親指の指紋のところに赤いインクをつけて拇印を押すというのも認められています。

ハンコがあればベストですが、必須ではないので、ハンコがなければ自分の親指で拇印で対応してねというのも可能です。

というわけで、オーストラリアでハンコは生活する上では、まったく必要ないですね。

とは言っても、ハンコも日本の文化の一つですし、文化を守っていくというのも大事なことだとは思います。

でも、やっぱり日常生活では、ハンコっていう文化は、ちょっとまだ僕の中では不便ですね(><)