シドニーの公共交通機関では、Opalカードで運賃の精算を行っていますが、これがときどき料金精算のシステムやら運転手の都合で正しく引き落とされないこともあります。
だからと言って、泣き寝入りするにはまだ早いです。ここではOpalカードの料金トラブルの対処についてご紹介しますね。
1.先日の出来事
先日バスに乗った時のこと。
乗るときはタップオンをして普通に乗りましたが、降りるときになってOpalの機械が故障し、タップオフして下車できなくなりました。
タップオンしたが、タップオフしないでバス・電車を降りてしまうと、その区間の最高金額がその日のうちに自動的に引き落とされてしまいます。
そのバスの運転手は「とりあえず降りてくれ」しか言わず、なんともぶっきらぼうで思いやりのかけらもありません。
これがNSW Transportで働いている人たちの典型的な態度ですね。彼らは運転しか能がありません。
しかも、こういった公共交通機関は誰しもが必ず利用しなければならないので、どんなクレームが来ても職を失うこともなく、天狗になっている人たちがほとんどです。
僕も仕事へ向かう途中でしたし、こんなことで遅刻したり、他の乗客にも迷惑をかけることもできないので、その場はひとまず降りました。
そして家に帰ってから、Opalカードの部署へ連絡を始めました。
2.対処方法
Opal Cardのホームページに行くと、こんなページがあります。
https://transportnsw.info/tickets-opal/opal/manage-your-opal-card/opal-fare-adjustments-refunds
Opal fare adjustments and refunds というタイトルで、この中に Fair adjustments for registered Opal cards、または Fair adjustments for unregistered Opal cards という項目があります。ここから不可抗力で多く払いすぎた分を自分のOpalカードへ戻してもらう手続きが可能になります。
自分のOpalのある方は、いつどこで何時に何の交通機関を利用したかを確認することができます。その内容を見て、オンラインフォームから払い戻しのリクエストを送信します。
参考までに、僕はこんな感じで書いて送信しました。**()のところは、自分の利用履歴を見ながら入力
This is to request fare adjustment on (回答の日付)、(バスを利用した時間)、(どこから乗ったか). At that time, when we got off the bus, the Opal tap-off was broken so we were told to just get off the bus. So my fare was deduced as default maximum price. Please adjust it as correct fare and give the excess amount back to my Opal card.
で次の日、Eメールが来て、僕のOpalカードへ$2.00を戻しますという連絡が来ました。
このメールが来て1時間くらい経過した以降に、再度NSW交通機関を使って、Opalをタップオンした時に、その額が戻されます。
3.Opalのアカウントをつくろう!
アカウントはつくらなくても自分のOpalの履歴は見られますが、こういったトラブルが起こったときには本人確認が電話越しで行われることも多いため、アカウントがある場合に比べるとちょっと手間がかかります。最悪の場合、返金が受けられない可能性も低くなるかもしれません。。
なので、Opalのアカウントがあるほうがよいですね。
アカウント作成はもちろん無料ですし、気軽に誰でも作れますので、こういったトラブル対処のためにも、自分のOpalアカウントを準備しておきましょう。
このときの差額は$2.00でしたが、NSW Transportでは、特にバスではこういったことがよく起こります。この小さな金額が頻繁となれば、損失額も大きくなります。
また、トラブルは起きてからすぐに対処するほうが解決もスムーズです。
時間が経つと、きちんと取り合ってくれないこともありますので、ちょっと面倒ですが、泣き寝入りせずに問い合わせしてみましょう!