PCR検査が追い付かないNSW州では、自分でもできる迅速検査(Rapid Antigen Test)での陽性反応の報告を義務付けることを発表しました。Service NSWのアプリ、もしくはService NSWのホームページから登録できます。
1.Service NSW のホームページからの自主報告制
迅速抗原検査、オーストラリアではRapid Antigen Test、通称RATと言われていますが、この検査結果を反映するためのシステムを一応つくったようですね。
とはいっても、これは自宅で自分で行う検査なので、陽性になったら登録するようにという義務命令は出ていますが、登録するかしないかは、本当に各個人へ委ねられている状況ですね。
ついこの間までは、気になったらすぐにPCR検査できるような状況でしたが、あまりにも検査へ行く人が激増したため、多くの検査場でさばききれなくなり、会場を閉めるところが非常に多くなってきました。
そのため、RATのキットを求める人もまた急増してきましたが、オーストラリアは今まではほぼすべての検査を実査にPCR検査場へ行って済ませられたため、まだRATの準備ができていなかったのです。
先月からようやく徐々に販売は開始されたものの、当時はほとんど需要がなかったのです。今までは気軽に無料で自分でPCR検査場へ行けば済む話だったので。
ですが、今やRATのキットを求める人があふれかえっていて、まったく製造が追いつかない状況です。
一応、義務なので、陽性だったのにもかかわらず登録しなかったら罰金$1000のようです。
しかし、これをどうやって取り締まるのかは謎です。
登録しなかった人を見つけるのは、誰かがチクりでもしない限りは無理でしょう。
でも、万が一のときは、きちっと登録してあげましょう。
その万が一のときは、こちらから登録できます
⇒https://apply.service.nsw.gov.au/register-positive-rapid-antigen-test-result/
2.60000人以上の陽性者が追加
先日のNSWの1日の新規感染者数は90000人を超えていました。このうちの約60000人がRATによる検査で陽性となった人のようです。
つまり、大部分の人はちゃんと登録しているようですね。
実際のPCR検査での陽性判定を受けた人はだいたい30000人といったところでしょうか。
薬局によっては、このRATをその薬局でやってくれるところもあるみたいです。
ただ、それには$20前後の費用がかかってしまうようですので、しょっちゅう行くのはあまり経済的ではないですね。
だったら、頑張ってキットを購入できるところを探したほうがいいかもですね。
3.実際にオミクロンになってしまった人から話を聞きました
僕の知り合いも何人か、残念ながらかかってしまった人がいました。
実際どんな症状だったのか、そしてどうやって治ったのかを聞いてみました。
全員に共通していることは、普通の風邪みたいな感じだったこと。つまり、だるさとか発熱(そこまでの高熱ではなかったようです。37度後半)があり、検査したらオミクロンだったそうです。
いつものコロナなら、味覚と嗅覚に異常が出ますが、オミクロンはさほどそれは影響がなかったみたいですね。
特に入院などもなく、1週間ほど家でおとなしくしているほかなかったそうで、みんな1週間くらいで治ったようです。
(みんなちゃんとPCR検査して陰性になってます)
あとは、同居しているカップルで、彼女さんだけオミクロンになり、その彼氏さんは一緒にいたにもかかわらず、彼女さんが完治するまで一度も陽性にならず、ずっと元気だったそうです。
現在はEssential Workerに分類されている方は、濃厚接触者と判断されても、コロナの症状がなく、陰性であれば、自己隔離の必要はなく、仕事を続けてもよいとされています。
とはいうものの、まだ治療薬も出回っていないですし(もうすぐ出そうですが)、まだまだ油断ならない状況であることには変わりないので、コロナエチケットを守って、外出したいものですね。