長らく更新が途絶えてしまいました。。。標題の通り、先日我が家にも待望の第1子が産まれてきまして、日々慌ただしくなっており、なかなかこちらのウェブサイトも管理する暇がなくなっております。
というわけで、今回はオーストラリアでの出産における流れを、我が家を例にしてご紹介していきたいとおもいます。
その日は突然に
本来は、実際に産まれた日よりも、もう1~2週間後が予定日だったのですが、突然電話が嫁からかかってきて、病院での検査によると、赤ちゃんのサイズが通常よりも小さく、これ以上おなかの中にとどめておくのはリスクを伴うとのことだったので、予定よりも早く出産しなければならないことが決定しました。
急いで職場の上司に事情を話して、翌日から急遽1週間の休みをもらいました。
緊急で入院日が決定
一刻を争うような大げさなことではなかったのですが、この連絡をもらったのが金曜日で、次の月曜日にもう入院しましょうという話になりました。
あらかじめ出産日のための荷物は準備していたものの、ホントに急な話だったので、残りの土日で急いで荷物の再確認と、家の中では赤ちゃんを迎え入れる準備で大石菓子でした。
赤ちゃんグッズ専用の棚を用意したり、ベッドを用意したりなど、もともと1~2週間の間で少しずつやろうしていたことを一気に2日間でやらなければならかったので、ちょっと慌てた週末でしたね。
出産当日の流れ
本来であれば、陣痛が始まったら嫁から連絡来てすぐ帰って・・・という流れですが、上記でお話したように、すでに出産日が決められてしまったいたので、今回はその流れをご紹介しますね。
午前6時起床
病菌から、当日は朝7時頃には来てくださいと言われたので、早めの起床。ここから長ーい1日が始まります。
前日にある程度の準備は済ませているので、チャチャっと着替えてそのまま車で病院へ。
病院へは車で約20分。
午前7時病院着、Birth Unitへ
病院に到着したら、そのまま出産を担当する棟まで移動し、受付を済ませます。
Birth Unitへ移動し、これから出産をするための専用の部屋にチェックイン。
ここで担当する助産師さんがときどき来てくれて、今後の流れを説明したり、嫁の体を適宜チェックしたりなどしてくれます。
赤ちゃんの位置を確認しながら、鎮痛剤を入れるタイミングと出産のタイミングを確認していきます。
この部屋は、親族関連の人は最大で3名までしか入れませんでした。
当日は僕と嫁、嫁の両親の合計で4名で来ていたため、残念ながら嫁のお父様は病院のロビーで1日中待機することになってしまいました。(すみません><)
このBirth Unitは、出産専用のベッド1台、別室で大き目のバスタブとトイレがあります。
人によっては、バスタブにお湯を張って、その中で出産する方もいらっしゃいますが、今回ウチでは未使用でした。
ただひたすらその時が来るのを待つだけ
お昼ごろになって、嫁は陣痛を誘発する薬が投与され、その後出産のための鎮痛剤も体に埋め込まれ、痛みに耐えながらもお腹がすいたのでご飯を食べるという感じでしたが、こちらはそんな嫁のお世話をしながらも、ただひたすらその時を待つばかりです。
夜7時、ついに出産の段階へ
病院に来てからすでに12時間以上が経過し、ようやく出産の段階まで来ました。
7時半過ぎにいよいよ赤ちゃんを出す段階に。すでに頭の先が見えていて、7時45分ごろに無事出産となりました。
出産後は、まず僕が母体と赤ちゃんのへそを繋いでいる管を切り、そのままSkin to Skin のポジションにもっていき、授乳開始となりました。
出産後は・・・
その後は助産師が産まれたばかりの赤ちゃんに何か問題がないかどうかチェックし、身長と体重を測ります。
病院からの出産証明とBlue Bookと呼ばれる赤ちゃんの健康状態を管理するノート が渡されます。
嫁は一般病棟の部屋へ移されて、僕らは帰宅となりました。
家についたのは夜中の1時過ぎ・・・実に18時間以上もかかる、長い1日でした。
その後の手続きなど
人にもよりますが、入院はだいたい2日間だけです。
いろいろやることはありますが、産まれてすぐやらなければならない手続きは以下の通りだと思います。
NSW州への出生届
病院からもらった出生証明の情報をもとに、産まれた子供の名前を決めたら、オンラインで出生届を提出します。
産まれてから60日以内に届け出なければなりません。
オーストラリアはほぼなんでもオンラインで提出できるのが便利ですよね。届け出と同時にBirth Certificateも併せてオーダーします。
(だいだい$70くらい)
日本総領事館への出生届の提出
NSW州のBirth Certificateが届いたら、日本総領事館へも出生届をだします。
こちらは産まれてから3カ月以内に届け出る必要があります。
未だにに古臭いやり方しかできないのが日本の悪いところですね。これは届け出の用紙をプリントアウトして直接もっていくか、郵送で送らなければなりません。
こんなんだから、いつまでも日本は他国に遅れをとっていくのです。
Medicareの登録
赤ちゃんのMedicareを申し込みしましょう。ほとんどの方はParenting Leaveなどの政府補助金を申請するでしょうから、同じようにMyGovにログインし、Add newbornのところから、産まれた赤ちゃんの情報を追加入力することで、Medicareの申請ができます。
病院から出生証明をもらうときに、Medicareの申請方法が記載された用紙を渡されますので、それを参考にやってみればOKです。
1週目の定期健診と6週目のワクチン接種の予約
産まれてから1週間が経過した時点で、定期健診を近くのGPで受ける必要があります。
このときにすでにMedicareがあれなよいのですが、まだ届いていない場合がほとんどでしょうから、その場合は、その旨を予約時や受付時に伝えましょう。
基本的にはその日の診察代金の支払いはなく、Medicareが届いた時点でその詳細をGPへ伝えて、あとでまとめて支払いとなります。
また、6週目にはワクチン接種も必要です。ワクチン接種については、NSW州が公にしている新生児のワクチン接種スケジュールがありますので、それに従って、ワクチン接種を予約していきましょう。