ネットニュースで見つけた記事ですが、今後のオーストラリアで永住権を新規に取得しても、4年間は政府からの援助が受けられないようになりそうです。
こちらの記事(https://www.theguardian.com/australia-news/2021/may/11/immigration-australia-federal-budget-2021-migrant-families-four-year-wait-benefits-payments-cost-cutting-christmas-island-detention-centre)から引用しています。
1.コロナの影響
ご存じのように、コロナパンデミックの影響で、どの国も大赤字ですが、オーストラリアも例外ではありません。
The Guardianのネットニュースで見たのですが、出費削減のため、今後オーストラリアへ新規で移民してくる人たち、つまり新たに永住権を取得しても、政府から様々な援助を受けられるようになるまで4年間待たなければならないようになりそうです。
これにより、$671 million のお金をセーブできる見込みで、浮いたお金はクリスマスアイランドのコロナ隔離施設の拡充へあてられるそうです。
(これ、クリスマスアイランドの人たちがかわいそうな気もしますが・・・)
2.移民者にどんな影響?
普通であれば、永住者にはメディケアやJob Seeker、子供ができたときの様々な援助金や税金控除などが、オーストラリア国籍の人達と同じような援助が受けられますが、これを受けるためには永住権を取得してから4年間待たなければならなくなります。
ただ、実際どんなサービスが停止されるのかは、ちょっとよくわからないです。
ニュース記事では、Job Seeker と Youth Allowanceと書いてありましたが、他にもあるかもしれません。
これにより、今後見込まれる約13,200人の新規永住者と、その家族となる約45,000世帯へ影響が出ると見込まれています。
3.いつから?
来年の2022年1月1日から適用されるそうです。
コロナが終息したら、おそらくこのルールは撤廃され、もとに戻るとは思いますが、国境が解除されるのが来年2022年半ばと見込まれているので、まだまだ先は長そうです。
今後、情報は変わるかもしれませんので、引き続き、各メディアや移民局、ビザエージェントなどから適宜情報を確認していただくようにお願い致します。
ちなみに、国境再開に向けて、隔離制度を充実させるべきと各州知事が意見して、モリソン首相がそれを無視して対立している・・・とか、ワクチンが進んできたらもっと早く国境を開けるべきだ・・・とか各航空会社が言っていますが・・・みんな早く国境を開けたい気持ちはあるようですね。