日本にはまずない(僕は見たことはないですが)光景でオーストラリアやその他欧米諸国でも見られるのが、騎馬警官ではないでしょうか。
突然行動に現れる馬にまたがる警察官。見ていてかっこいいですね!
今日はオーストラリア騎馬警官についてご紹介していきます。
※アイキャッチ画像は Mounted Unit NSW Police Forceの公式Facebookページから引用
1.騎馬警官の歴史
日本でもサムライの時代は馬が移動手段としても、戦としても主流でしたよね。それは海外でも同じなようでした。
今ではパトカーやバイクなどといったテクノロジーの大進歩で馬の役割は激減してしまいましたが、オーストラリアをはじめ、海外では馬ならではの利点を生かした警備が続けられています。
他にもパレードや公的儀式など、文化的理由で馬が登場する場面も見受けられます。
ちなみにオーストラリアでは1825年の9月7日に、ブリスベンで最初の騎馬警官隊が発足されたそうですよ。僕もシドニーに住んでいますが、割と頻繁に騎馬警官がパトロールしているのを目にします。
ちなみに英語では騎馬警官は「Mounted Police」というそうです。
2.騎馬警官の役割
警察の通常業務においては、スピードや一般の機能性を考えると圧倒的にパトカーやバイクが使用され、なかなか馬の出番はないのが現状です。
しかし、馬での最大の利点は非常に見通しがよいこと。パトカーやバイクよりも高い位置から周辺を見渡せるため、広範囲にわたって周辺の確認ができ、異常に気付きやすいです。
またスピードこそないものの、一般車両では通行できないような入り組んでいるところ(森や林など)も、馬であれば入って捜索・捜査することも可能です。
パトロールにおいては、特にデモなどが行われるときにはこの騎馬警官隊が大活躍です。群衆の中で車やバイクでの移動は難しく、また危険行為は発生した際は、馬での威嚇は非常に有効とされています。
パトカーやバイクでは下手をすると一般人を大ケガさせる可能性もあり、また荒れたデモ集団も平気で警官に対して攻撃してきますよね。でも馬だったらどうでしょう。訓練された馬は人込みでも移動に優れ、またよっぽど人としての心がない人でなければ、動物を攻撃するのは忍びないという心情が働くケースが多いので、警官も安心して警備にあたれるわけです。
日本では儀式的なものにしか登場しませんが、一般道では馬は車両扱いなので車と同じルールが適用されるわけですから、もっと日本にも騎馬警官が出てきてもよいと思いますけどね。
3.一緒に写真撮れる?
警官にもよりますが、結構快くOKしてくれる場合は多いようです。
写真を撮りたい場合は、思い切って話しかけてみましょう。許可されれば、馬にタッチもできるかもしれません。
ただし、絶対に馬の後ろには回らないでくださいね。馬の本能で蹴飛ばされてしまいます。馬の脚力は半端ないので、命にかかわりますので、十分に注意してくださいね、
海外へ出れば、日本ではお目にかかれない光景・文化がたくさんあり、日々刺激的で楽しい日々が待っています!
早くコロナ危機が去ることを祈るばかりですね・・・ワーホリ、留学をどうか諦めないでくださいね!