8年前にファーム生活のため南オーストラリアのWirrabaraへ行ったとき、面白いサービスと遭遇しました。それが移動型図書館である「モバイル・ライブラリー」。超がつく田舎町のため公共施設がなくほぼ畑しかないところの貴重なサービスです。
すでにセカンドワーホリのためにファームへ行かれたことがある方はご存じかもしれませんが、ファームのエリアはすごい田舎なところが多いですよね。
僕もファームへ行ったのですが、そのうちの1つであるWirrabaraは、こんなところです。
買い物にも一苦労の地域。週1回くらいの割合で、車で1時間ほどかけてちょっと大きな町へ出ると、ようやく大型スーパーがあるので、そこで大量の食料品や生活雑貨をまとめ買いです。
そんな田舎町なので、ほとんどのワーホリや留学生が住む都会エリアでは当たり前の公共サービスもここにはありません。
区役所などもないです。
現在僕らが住んでいるようなところは、生活圏内にはService NSWがあり、図書館もあり、コンビニもあり、銀行もあり、などなど、生活に必要な公共サービスはすぐに利用できますが、こういった田舎町はそれがとても難しいです。
そんな中、当時お世話になっていたファームステイのオーナーからちょっと連れ出され、向かった先は、一応はその田舎の中心地の場所。そこに、こんなトラックが止まっていました。
このトラック、なんと図書館ならぬ、図書バスです。
Mobile Libraryと書いてありますよね。そう、これ、移動型の図書館で、週2回この地にくるそうです。
ここに住む住人は、毎回これを楽しみに集まってくるそうですよ。
都会の大きな図書館とはわけが違いますが、それでも「今日はどんな本を読もうかなー」と探すのはとても楽しいですね。なんせこういった田舎に娯楽施設はまったくないわけですから。
ちなみに、この図書バスはDVDなどもあります。
僕も料理本の雑誌と、忘れましたがなんかの映画のDVDを借りました。
この時のファームでの仕事は繁忙期ではなかったため、そこまで忙しいというわけではなく、夜はだいたい8時くらいにはもうみんな寝てしまうので、僕もそのくらいの時間から借りた雑誌を読んだり、借りたDVDを自分のパソコンで見たりしながら暇を持て余していました。
それでも、9時くらいにはいつも寝ていたと思います。
日本の田舎には、こんなサービスありますかね。
ちなみに僕の地元には、未だにたまにですが、ハイエースの車で移動型スーパーが来ます。
もうご高齢の方しか住んでいないというほどの高齢化社会なので、こういったサービスはまだまだ必要とされているのかもしれませんね。