好きなことから英語を覚える

好きなものはすぐに覚えられますよね。英語も何か自分の趣味とか好きなものからちょっとした単語を覚えていくと徐々に楽しくなってきませんか?

このコロナウイルス危機で長期間ロックダウンになり、20年ぶりくらいに遊戯王を始めた僕ですが、ゲームの中に出てくる内容にはかなり英語が使われています。

ゲーム好きな方は、自分のはまっているゲームからちょこちょこ英語を覚えていくと、きっと楽しいでしょう。

今日はマニアックなテーマで申し訳ないですが、この遊戯王デュエルモンスターズに出てくる英語をご紹介したいと思います。

 

【遊戯王デュエルモンスターズとは】
習慣少年ジャンプにて1996年から始まったマンガが瞬く間に世界中でヒットし、簡単に言うとカードをゲームを通じて世界平和を守っていくという物語ですね。現在はオンライン版の「デュエルリンクス」が大ヒット中で、1億以上がダウンロードされ、世界大会も頻繁に行われています。

デュエルリンクスでは世界中の人とオンライン対戦が24時間可能で、僕もオーストラリアで登録してよく世界中のデュエリスト(デュエルをする人)と対戦しています。
やはりいちばん多い対戦国は日本ですが、同じオーストラリア出身の人とも対戦がありますし、ニュージーランド、東南アジア、アメリカ大陸、アフリカ大陸、なんと危険な国だらけの中東(シリアやイラクなど)ともオンライン対戦があります。リビアの方もいらっしゃいましたね。よくインターネットが通ってるなぁ・・と思いながらデュエルを楽しんでいましたが。。

では、早速どんな英語が使われているのかを見ていきましょう。

 

そもそもデュエル(Duel)はどんな意味なのか?これはまさに「決闘」を意味しています。細かく言えば、「2人間」とか「二国間」での争いごとを指しており、さらに「武器」を持っての争いや、2人の間・二国間の意見の不一致による衝突を表していますので、 日常生活では容易に使わないほうがよいでしょう。

 

さて、ルールの中での用語を見ていきましょう。

山札(デッキ)からカードを引くことを「ドロー(Draw)」と呼ばれますが、このDrawを辞書で引くとめちゃめちゃ意味が出てきます。よくみなさんが聞くのは「絵を描く」や「引き分け」のような意味でしょう。遊戯王のように「カードを引く」というよりも、何かを「引っ張る」とか「引き寄せる」「取り出す」というイメージのある単語ですね。

 

さて次はメインフェイズ・バトルフェイズなどと使われる「フェイズ(Phase)」。これは日常生活でもよく使われると思います。そのイメージの通り、「段階」を意味しますので、これは覚えておいて損はないでしょう。

今度はモンスターカードをフィールドに出すことを「召喚」と言いますね。これは英語では Summon がベストな表現です。「呼び出す」「招集する」という、日本語での「召喚」の意味と同じように使われます。

 

そして「アドバンス」召喚というのがありますね。これ昔は生贄召喚って言われていたのですが、生贄(Sacrifice)は子供たちにとっては悪影響の言葉なので、この「アドバンス(Advance)」に換えられたと思います。

遊戯王では「上級」召喚の意味ですが、実際の単語のイメージは「~を前進させる」「~を先送りする」のような意味ですね。日常生活では「in advance」という表現で非常によく使われます。「前もって」「あらかじめ」という意味で、特に仕事でのEメールなどでは頻繁に使用されます。
例えば、何か相手にお願い事をするときは、Thank you for your cooperation in advance などのように使ったりします。

 

最後に、自らゲームをギブアップする「サレンダー(Surrender)」という用語がありますが、これも英語ではそのままの意味があります。 日常ではGive upですが、もっとお堅く、正式な感じだとこのSurrenderを使いますかね。でもギブアップの意味を込めてSurrenderを使うと( 戦争などに)「降伏する」という感じが強いかもです。

その他には「~を譲渡する・明け渡す・所有権を放棄する」もしくは「譲る」という意味で使うこともあります。

・I will surrender my spot to my friend: 私の席を友人に譲ろう

・My authority was surrendered: 私の権限が没収された

こんな感じですかね。

 

こんな風に、ゲーム内で何気なく使われている英語を掘り下げていくと、同じ意味で使われていることもあれば、使い方を間違えるととんでもないことになったりします。

でも、こういう過程があれば、英語の理解も深まりますね。

みなさんも好きなものや趣味から、是非英語の探検をしてみてくださいね。