無事にオリンピック・パラリンピックが終了しましたね。開催には賛否両論あると思いますが、5年間このときのために練習を重ねてきた選手の方々にとっては、晴れ舞台となったのではないでしょうか。
そんな中、僕はパラリンピックでオーストラリア代表のジャリッド・クリフォードさんに注目しました。フルマラソン視覚T12で銀メダルだったのですが、その経歴がなかなか面白くて、オーストラリアにもこんなすごい人がいるものだな、と興味を惹かれました。
そもそもパラリンピックに出場してくる選手は、ある意味健常者のオリンピック選手たちよりも超人ばかりだと思います。
口にラケットを加えて卓球したり、目の見えない状態でサッカーしたり、手足がないのに普通に水泳できたり(それも速い)と、相当な超人たちの集まりだと思いませんか?
そしてこちらのジャリッド・クリフォードさんは、視覚T12フルマラソンで銀メダルですが、本来は1500m走や5000m走などの選手で、フルマラソンはやらないとのこと。
たまたまペースメーカーとしてフルマラソンを走ったところ、そのときに偶然世界記録を上回る記録でゴールしてしまったそうで、それで東京大会のフルマラソンに選出されてしまったそうです。
2021年の4月にシドニーでマラソンがあったそうですが、そのときにペースメーカーとして走ったときのことだそうです。
何のマラソン大会ですかね?今年の4月はまだデルタ株が広がっていなかったときですね。。。
ネットでちょっと調べてみたら、どうも4月25日のANZAC DAYにマラソン大会があったっぽいですね。
それぞれのネットニュースにどれも同じ記事が書かれていたのですが、(Yahooニュースや朝日ニュースなど)ペースメーカーとしてこのマラソン大会で走り、ペースメーカーだったので36kmあたりで1回は離脱したそうです。
ところが、コーチからそのまま走るように言われて、そのままゴールしたら、なんと世界記録を上回ってしまったそうです。
途中30秒ほど離脱したそうですが、それでも世界記録でゴールするとは、なかなかのツワモノです。
東京パラリンピックでは、5000m走で銀メダル、1500m走で銅メダルを獲得し、そのあとフルマラソンを走っているので、かなり疲れていたことでしょう。
ゴールしたときは倒れ込んでいましたね。でも無事で何よりでした。
ガイドランナーの方と息ピッタリで、まるで2人3脚で走っているかのようなシンクロぶりでした。
クリフォードさんの紹介動画を見つけましたので、さらに興味のある方々は、こちらから。
⇒ AIS (Australian Institute of Sports) News