ビザの申請や特定の仕事などで、日本の警察証明書(ポリスチェック/無犯罪証明書)が必要となる方も多いかと思います。その警察証明書が来た時、封筒には「開封厳禁」とありますが、開封しないとどうしようもないこともあります。
いったいどうすればよいのか、考えてみました。
1.日本のポリスチェック取得方法
まずはオーストラリアにいながら日本の警察証明書の取得方法をおさらいしましょう。
シンプルに最寄りの日本の総領事館に行けばOKです。
以下のものを準備していきましょう。
・警察証明書申請フォーム(総領事館ホームページからダウンロードできますし、当日その場で用意してもらい、記入もできます。)
・日本の有効なパスポート
・警察証明書が必要な理由がわかるもの
警察証明書取得のため、各総領事館で担当の職員が皆さんの指紋をとり、日本の警察から証明書を取り寄せます。
3番目の「警察証明書が必要な理由がわかるもの」ですが、これがきちんと準備できないと指紋採取を行ってくれません。
多くの場合がビザ申請の際に必要になるかと思いますが、この場合は移民局の公式ホームページから日本のポリスチェック(Police Certiticateとオーストラリアでは表記されることが多いです)が必要となる旨が書かれている部分をプリントアウトして持参してください。
もしくは、ビザ申請中で追加書類として求められた場合は、そのリクエストレターがメールで添付されて送られてきますので、それをプリントアウトして持参するのがベストです。
これは移民局からの直接の連絡や情報でないとダメで、ビザエージェントからの連絡などでは証明としてみなしてくれないようです。非常に面倒です。
2.なぜ開封厳禁?
無事に申請が受理されると2カ月くらいで総領事館に届きますので、頃合いを見計らって連絡して、到着していることが確認出来たら取りに行きましょう。
封筒で渡されますが、それには「開封厳禁」などと書かれ、職員からも「開けたら中の書類が無効になります」とか言われます。
これ、意味不明ですよね。
封をしたまま出したところで、結局はこれを求めた担当の人は開けなきゃならないのですから、開けたら無効とか、開封厳禁とか書かれても、いったい何の意味があるのでしょう?
この理由はまったくわかりません。
3.実際に開封してしまうとどうなる?
僕のビザの場合は郵送でしか受け付けできなかったので、もちろん封は開けずに、そのまま郵送で提出しました。
しかし、特にパートナービザや多くのワーホリビザの場合は、すべてオンライン申請のみの受付になっているでしょう。
開封せずにどうやって提出すればよいのか・・・?
これ、今まさに僕と嫁が直面している問題ですが、最近パートナービザが下りた友人に聞いてみたのですが、その人は普通に開けて、スキャン&アップロードして提出し、まったく問題なかったそうです。
ビザエージェントの方にも聞いてみましたが、
「まぁ、開けるしかないよね」
とおっしゃっていました。
そう、開けたところで、特に何も問題はなさそうです。
実際の書面の中にも、「担当官以外が開封したら無効」などどは書かれてないそうです。
この話を聞いて少し安心しましたね。僕の証明書も届いたら、一応その時の領事館職員にどうすればよいか聞いてはみますが、おそらく「開封したら無効」の一点張りでしょう。
これしか提出する術はないですし、開ける開けないで無効どうのこうのは、オーストラリア移民局側からしたら、まったく関係ないことですしね。