賃貸契約の難しさ

数年前に永住権を取得したことをきっかけに、もっと広い部屋に住みたいと思い、新たに部屋を探したのですが、改めてオーストラリアでの賃貸契約の難しさにぶち当たった時期でした。今日はそのときのエピソードをお話ししていきたいと思います。

1.ビザだけが問題ではない

学生ビザ時代に賃貸物件を探してた時は。「絶対にビザがひっかかっている」と信じて疑いませんでした。なので、永住権さえとってしまえば、もっと楽に賃貸物件を探せるはずと思っていました。

しかし、永住権を取得した後もっと広くて便利なところを探し、家の見学も行って何十回と申請をしても、全然審査が通らないのです。

以前も記事に書いたことがありますが、オーストラリアの賃貸は早い者勝ちではないということ。

募集期間で申請を集めるだけ集めて、その中でもっとも信頼のおける、もしくは最もステータスの高い人の審査を通すのです。

初めて賃貸できたところはStudioの狭い部屋で、立地も微妙なところにあったせいか、まったく人気がなく、不動産会社の担当の方も早く入居者を見つけたかったそうです。

なので、申請用紙を出した瞬間に審査が通ったのです。

僕らとしてはその時は部屋がなく、ちょっと焦っていたので、細かいことを気にしている余裕もなく、また当時は付き合い始めて数カ月といったところでしたので、単純に一緒に住めることがうれしかったというのもあったので、部屋の条件はあまり気にしませんでした。

(しかし、今の状況からすると、その当時の家には戻れないですね 笑)

 

2.いちばんは収入?

では審査が通りやすい人はどんな人か?これも以前のブログで紹介したと思いますが、やはり収入は重要なポイントでしょう。

いくらその物件の賃貸を支払える能力があったとしても、より安定した高収入の人が優先される傾向にはあると思います。

そのほか、こんな点も考慮されてるようです。

・2人以上で住む。2人とも働いているのかそうでないのか。

・家族/子供がいる

僕もいろいろな人から話を聞いて分析しているだけなので、実際の審査基準はわかりませんが、まずは1人よりも2人で住むほうがいいかもしれません。そして2人とも永住権、もしくは長期滞在ビザを保持していて働いているのが理想ですね。

それを考えると、新しい物件を探していた時は、確かに僕は永住権を持っていましたが、うちの嫁はまだ学生ビザで働いていたわけではありませんでした。いくら家に貯金があってそれを証明できる状況でも、オーストラリアで働いているかどうか、オーストラリアで収入があるかどうか、というステータスが重要になるのではないかと思います。そして当時の僕も(今も大してかわりないかもですが・・)収入はかなり低かったですね。。。

そして、扶養家族がいると、賃貸契約しやすいかもしれません。

以前お世話になっていたシェアハウスのオーナーに聞くと、その方は小さな子供が2人いましたが、そのおかげでほぼどんな物件も賃貸できたと話していました。

小さなお子様がいらっしゃる方は、審査は優遇してくれるかもしれません。

 

3.運もある?

その物件が超人気であれば、やはり審査が通るのは難しいでしょう。

しかし、あまり人気がなかったり、担当する不動産屋の都合で一刻も早く入居者を見つけたいという場合は、申請してすぐに審査が通ることもあります。

上記に説明したような、僕らが最初に賃貸できたケースはそれですね。

そう考えると、多少運も必要かも知れません。

物件探しの際は、あまりお部屋の条件にこだわりがなければ、いかにも人気のなさそうなところを狙ってみるのもありかもしれません。

毎日不動産のホームページをチェックして、突然値段が下がったら、おそらくそこは早く入居者を見つけたいところかもしれませんので、狙い目でしょう。

まとめると・・・

  • 住む人全員が永住権や長期滞在ビザ
  • 住む人全員がオーストラリアで安定した仕事と収入
  • 扶養家族がいる
  • こだわりがなければ人気のなさそうな穴場を狙う

ポイントしては、これが賃貸契約のキーとなりそうです。