コロナに左右されない!飲食業界は求人増!

コロナ危機の影響で多くのビジネスが危機的状況に陥っている中、飲食業界は逆に人手不足で日々求人を募っているほど。こんなときだからこそ、何が起こってもある程度は左右されない仕事に就こうと考える方も多くなりました。

コロナ危機前も後も、さほど状況は変わらず需要のある飲食業界は、オーストラリアでも多くのワーホリ・学生ビザの方が仕事をしている業種の一つです。

1.去年のロックダウン時は・・・

昨年2020年の3月末から6月までシドニーはロックダウンとなり、レストランなどもテイクアウト(オーストラリアではTake-awayと言われます)のみの営業しか許可されず、店内での飲食は禁止されました。

さすがにこのときは飲食業界も多くのところでRedundancy (日本でいうリストラです)を行い、人員削減が行われました。

そんな中でも仕事が逆に増えて多くの雇用を求めたのがスーパーや、後の章でご紹介するっ食品加工工場などです。

特にオーストラリア大手スーパーであるColesやWoolworthは、コロナ危機で失業した人たちのために最大で5000人を雇用すると発表したほど。

僕も一時スーパーでバイトしようかな・・・とは考えていましたが、このときはコロナが蔓延していた真っ只中でしたし、そんな状況でいちばん人が集まるところで長時間働くのは、なんだか心配になってしまい、結局やめにしました。

当時はまだJobkeeper Paymentの支援が2週間で$1500もあったので、特に副業しなくても何とかやっていける状況でもありました。

それでも、テイクアウェイやデリバリーで食事を注文する人がかなり増えたことも事実ですので、他の業種と比べれば、持ち帰りやデリバリーを行っていたレストランはそこまで多くのダメージはなかったと思われます。

特にオーストラリアでは、このコロナ危機によって多くの企業がオフィスでの業務をやめ、在宅勤務に切り替えていますので、この需要はこれからも続くでしょう。

 

2.今や人手不足

厳しいロックダウンも終わり、今では人数制限こそあるものの、普通に店内で食事もできるようになったため、それぞれのレストランやカフェでは多くの人々で賑わいを見せています。(もちろん社会的距離やCOVID Safeルールの中でですが)

コロナ危機でほとんどのワーホリの方や学生が帰国してしまったため、多くのレストランやカフェでは人手不足に陥っています。この人手不足でお店をたたんだところもあるそうです。

ある意味、これもコロナ危機のせいでお店をあきらめざるを得なかったとも言えます。

日本人向け情報サイトを見ても、連日のように飲食業界の求人が更新されています。

気軽にカジュアルで働ける飲食業界は、企業側にとってもワーホリ・学生の方々にとっても雇用しやすいし働きやすい環境なので、このような方々がオーストラリアの多くのお店を支えてきたといっても過言ではありません。

そんな貴重な人材が一気にいなくなってしまったので、今やどこもお店を回すのに苦労が絶えません。

 

3.食品加工工場で働く

飲食業界の中でも今注目しておきたいのが、この食品加工業。

対面式での接客などが苦手な方は、こういったところでの仕事がおすすめです。

ここでは各レストランやスーパーなどへ出荷する食品を加工(調理)したり、梱包したり、車が運転できる人は配送したりといった仕事内容になります。

日本の方も多く働いていますが、同じくらいかそれ以上に他の国の方々も働いていますので、職場はかなり国際的で、英語でのコミュニケーションは必須です。

ここも現在は人手不足が深刻で、僕の知り合いもColesやAldiなどの大型スーパーを中心としたところ向けに食品加工工場で働いていますが、朝7時から仕事が始まり、連日10時間以上の勤務が続いているそうです。

なので、雇用する側ももっと人手を増やして、1人あたりの負担を減らしたいのです。

朝がかなり早いのがちょっと大変ですが、(だいたいどこも朝6時か7時くらいから仕事が始まります)その分普通であれば午後3時前後には仕事は終わりますし、単純作業も多いので、初心者でもちょっと慣れれば普通に業務をこなすことができます。

また、1日の勤務時間もほぼフルタイム並みですので、稼ぎたい方にとってはうってつけの職場です。

体力に自信のある方は、チャレンジしてもよいかもしれません。