コロナにまつわる英語

せっかくですので、コロナウィルスでいろいろ出てきた英語を見ていきましょう。

最近は気分が滅入ることばかりですが、ちょっと気分転換もかねて、逆にこのコロナ危機を利用して英語の勉強をしてみませんか?

1.キーワードあれこれ

コロナになってからよく目にする単語や表現はこんなのがありますね。

例1

Tough new compliance measures will also see dedicated Hygiene Marshalls patrol venues to keep customers safe and ensure the mandatory implementation of a COVID-Safe plan.
(NSW州公式ホームページ/メディアリリース 2020年7月14日から引用) 

このHygieneという単語は非常によく見るようになりましたし、僕自身も毎日使っていますね。

Hygieneの意味は「病気予防のために清潔な衛生状態を保つこと」です。

ちなみに上記文章の全体の意味はこんな感じです。

「(コロナウィルスに対する)新たに厳格化されたルールには、安全確保のため、専任の衛星担当職員が施設を巡回パトロールし、コロナウィルス対策プラン(COVIDセーフプラン)の義務がきちんとなされているかどうかを確認することも含まれます。」

例2

Any Queenslanders who have been to the Crossroads Hotel from July 3 to July 10 inclusive should get tested for COVID-19 as soon as possible and then immediately self-isolate.
(QLD州公式ホームページ/メディアステートメント2020年7月14日から引用)

Queensland residents who have been in a COVID-19 hotspot can return home but will be required to quarantine in government provided accommodation at their expense.
(QLD州公式ホームページ/メディアステートメント2020年7月14日から引用)

Isolateはご存じの方も多いかもしれませんね。文字通り「隔離」を意味します。Self-がついているので、ここでは自主的隔離を意味しています。

実は同様な意味を持つ単語としてQuarantineもあります。
こちらは「検疫」という意味でご存じの方は多いと思いますが、これはIsolateと同じように使うこともできるのです。「隔離させる」という表現でメディアではとてもよく使われています。

上記2つの文章の全体的な意味はこんな感じですかね。

「7月3日~10日の間でCrossroads Hotelを訪れたすべてのクイーンズランド州居住者は、なるべく早くウイルステストを受け、ただちに自主隔離しなければならない。」

「コロナウィルスのホットスポット(クラスター地域のこと)に滞在歴のあるクイーンズランド州居住者は自宅へ帰ることはできるが、自己負担にて政府が指定したホテルへの隔離が求められる。」

 

2.こんな風に使ってみよう

では普段の生活でどういう感じで使えるのか、ですね。

僕はHygieneはよく使いますね。他の人に手洗いうがいや、身の回りをきれいにしておいてねと伝えたいときは、シンプルに

「Keep good hygiene!」

なんて言ったりします。

その他は、前章の例文のように名詞と組み合わせて使われることが多いかもしれません。
上記のように Hygiene Marshall (衛生職員/衛生保安官)と使ったり、
レストランなどで厨房などが汚いようであれば、This restaurant may be closed soon due to hygiene issue. (衛生上の問題により、このレストランは近々閉店するかもしれない)などのように、他の名詞との組み合わせで使用されることが頻繁だと思います。

Isolateは、あまり良い言葉ではないので、このコロナ騒動が終わった後は使う機会はほとんどないかもしれませんね。
例えば今の状況であれば、海外から友達が帰ってきたときなどは、Please kindly isolate yourself due to COVID-19 crisis. という感じで言ってもよいかもです。

Quarantineはあまり普段は「隔離」の意味では使われないかもです・・・「検疫」のほうが僕たちにとっては馴染みがあると思います。「隔離」を日常会話で使いたい場合はIsolateでいいと思いますよ。

 

3.Eメールでもちょっとした気遣い

ビジネスEメールでは、文章の最後によくこんなことを書くのですが・・・

「Have a nice day」

「Have a nice weekend」

しかし、こんな状況なので、どうにもこうにも「よき日を!」「よい週末を!」とは何か言いづらくて・・・

で、今僕はEメールでは代わりにこんなことを書いてます。

「Please stay safe and take care of yourself」

コロナ危機なので、健康には十分に気を付けてねっていう思いを込めて、現在はこういう表現に変えています。

さらに最近では「Please stay safe and take care of yourself, family, team member」と付け加えています。

いかがでしたでしょうか?みなさんのちょっとした気分転換になれば幸いです。