日本のバラエティー番組などでよくやっている危険生物特集に、オーストラリアもよく登場することと思います。その番組ほど危険生物に頻繁に出くわすわけではないので、安心してワーホリ・留学に来ていただければと思います。
しかしながら、注意しなければいけないというのも事実です。ここでは、普通に生活している中で、出くわす可能性のある危険生物とその場所をご紹介していきたいと思います。
1.ファーム先では要注意!ブラウンスネーク
セカンドワーホリやWWOOFなどでファームへ行かれる方も多いと思いますが、田舎町や畑などでときどき出くわす(しょっちゅうではないのでご安心を)可能性があるのがこのブラウンスネーク。
僕もファームに行っている間に2度目撃したことがあります。
近づかなければ大丈夫かと思いますが、万が一目があってしまった場合、背中を向けてはして逃げると危険だそうですので、クマと対峙したときと同様、にらみつけながら、ゆっくり後ずさりして徐々に遠ざかっていきましょう。
強力な毒を持っていますので、十分に気を付けてくださいね。
2.一軒家は特に注意!シドニージョウゴグモ
僕も一軒家に住んでいたこともありますが、まだこれにはお目にかかったことはないですね。しかしながら、一般家庭には出現することはときどきありますので、オーストラリアでクモを見たら、「毒クモかも」と疑って容易に近づかないほうが無難でしょう。
その名の通り、主にシドニー地区に出てくる毒クモです。
現在は血清があるため、血清が出来てからはほぼ死者は出していないようですが、万が一かまれてしまった場合はただちに救急車を呼び、その間患部を伸縮性のある布や包帯などで巻いて毒が回るのを遅らせ、(きつく縛りすぎると患部が壊死する可能性があるようです)またなるべく動かずに救急車が来るのを待ちましょう。
シドニーに10年以上住んでいて、僕も一軒家ですが、未だ僕はお目にかかったことがないので、さほど頻繁に民家に出現するとは考えにくいですが、常にお部屋・おうちをきれいにしておくことに越したことはないですね。
3.ダイビングの際はサメ出現情報をよく調べる
グレートバリアリーフなどはダイビングの観光客で大人気ですが、ごくたまにですが、サメの被害に遭われる方も残念ながらいらっしゃるようです。サーフィンなどの比較的浅いところでも、サーフィン中にサメが現れたというニュースもあります。
海のパトロールも行われていますが、サメが目撃されるとしばらくの間そのビーチは封鎖されます。
普通の海のレジャーとして開放されているところはまず大丈夫ですが、穴場のような箇所や、沖へ出てのダイビングなどは、あらかじめサメ出現情報を調べておくとよいでしょう。
他にもワニとか鷲、タスマニアンデビルなど、危険生物とされている動物はオーストラリアにはたくさんいますが、正直なところ、日常生活の中や普通の旅行でこの危険に出くわすことはあまりないと思いますので、さほど心配しなくても大丈夫でしょう。
ワニのジャンプを見るツアーなどもダーウィンにありますが、安全訓練を受けているスタッフがボートを出しているので安心できますし、鷲も草原などの僻地にでも行かない限り見ることもないでしょう。
タスマニアンデビルも、動物園内か、もしくはこれも僻地の草原などにでも行かない限りは出くわすこともないと思いますし、そもそも自分から手を出さなければまったく問題ありません。
僕の中では、日常生活や通常のレジャー、旅行では、上記3つの危険生物に特に気を付けていればよいのではないかと思います。
が、油断は禁物ですので、辺鄙なところに安易にいかない・見知らぬ動植物には近づかないというのを徹底しておきましょう。