本日5月22日、NSW州はコロナウィルスによる行動規制について、新たな緩和政策を発表しました。
6月1日より、レストラン・パブ・カフェ・クラブを条件付きで営業再開を認めることになりました。
1.6月よりさらなる規制緩和
先週の5月15日から、10人以内という制約のもとで、レストランやカフェの店内飲食が再開されましたが、今回はさらなる規制緩和となります。
6月1日より、以下の条件の下で、レストラン・パブ・カフェ・クラブの営業再開を認める運びとなりました。
- 入店は最大50人まで
- 予約は1グループにつき10人以下
- 店内の客は必ず着席し、4㎡以上の社会的距離を保つこと
- オーストラリア政府、並びにNSW州が定めているコロナウィルス拡散防止の行動を守ること
2.先週からの様子
先週の5月15日から10人以内での店内飲食が可能となっていますが、様子は以前と大きな変化はなく、僕も通勤途中にレストランやカフェをちらっと見てみましたが、店内のお客さんはどのお店も数人だけでした。
まだまだコロナウィルスの警戒が人々からは抜けていない様子が見受けられます。
フードコートについては、以前閉鎖されたままとなっています。
いくつかのお店では自主的に7~8月いっぱいまでは一時休業しているところもあります。
3.今後について
オーストラリアは未だ州境が閉鎖されたままですが、NSW州べレジクリアン首相は州境再開を求める一方、他の州では依然として慎重な姿勢を見せており、オーストラリアもまだまだ他の州へ行くことは先延ばしとなりそうです。
経済活動の再開に重点を置き始めたNSW州の考えと、コロナウィルス拡散防止のさらなる延期を望む他の州知事との間で、様々な意見の相違が見られます。
オーストラリア政府としては、数か月後にオーストラリア~ニュージーランドの国境開放と、留学生の受け入れ再開を検討するとしていますが、一般旅行者がオーストラリアに来られる日はまだまだ先となりそうです。
オーストラリアではとうとう死者が100人に到達してしまいましたが、感染者7000以上のうち、すでに6000人以上は回復したと発表されており、またここ数日間で、NSW州では新規感染者は報告されておりません。
国内では回復傾向が見られますが、世界のコロナウィルス状況を考えると、国境が完全に開かれる目途はまだまだ立たないでしょう。
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