年末で新規コロナ増加

今月中旬までずっとゼロ~数件の新規感染で抑えてきたNSW州ですが、先週くらいから、再びクラスターが発生し、ロックダウンとなっているエリアが出てきました。また、航空会社の隔離違反も関係しているようです。

1.ノーザンビーチでの17人クラスターから

12月中旬ごろから、ノーザンビーチのエリアから17人のクラスターが発生した後、その数は日に日に伸びていき、40名を超えるまでになり、NSW州は即座にこのノーザンビーチエリアをロックダウンに踏み切りました。

※ロックダウンのおさらい

  • 仕事や生活必需品、適度な運動、緊急事態を除き外出現金
  • スーパーや薬局など、生活に必要な商店以外のビジネスは禁止
  • 破れば罰金は最低$1000~、状況によっては逮捕

また、飲食店などへ入れるお客さんの数も緩和されてきましたが、ここにきてNSW州のほぼ全部のエリアにおいて、再び人数制限を課し、また知人や家族を自宅へ迎え入れる数や回数も制限されました。

**適用される内容やエリアは日々変動していますので、詳しくはNSW州公式ホームページを確認お願い致します。

 

2.7万人以上が新規でCOVIDテストを受ける

今回のノーザンビーチでのクラスターに伴い、新たにCOVIDテストを受ける人が劇的に増え、またNSW州もテストを受けることを強く進めていました。

実際、クラスターが発生した場合、NSW州が指定したエリアにいた人は必ずCOVIDテストを受けなければなりません。

そんなわけで、この1週間くらいで新たに7万人以上がテストを受けたそうです。

そこから新たに7人の陽性者があぶりだされました。

また、実はこのクラスターの他に、航空会社のクルーが隔離の規定に違反してホテルから外へ出てしまったため、これが原因で感染者が増えたとも言われています。

オーストラリアでの滞在が14日間以内で次の便に乗務する場合、クルーは全日程を指定されたホテルで隔離していなければなりません。

このクルーたちは罰金$1000ずつが課され、さらに会社からは大幅減給などの罰則が適用されました。

 

3.年内は規制強化&ロックダウン

未だノーザンビーチを中心としたロックダウンが続いています。

現時点ではこのような規制が敷かれています。(シドニー総領事館のメールマガジンより)

1.ノーザンビーチ市北部地域(ナラビーン橋(Narrabeen bridge)の北部及びモナベール通りのバハイ寺院(Baha’i temple)の東部に位置する半島地域一帯)
 上記4日間に関し、必要不可欠な買い物、医療・ケア、運動、通勤・通学等の特別な事情がない限り外出はできず、他家庭(屋内)を訪問することはできません。ただし、自分の属する地域内かつ屋外であれば、運動や娯楽活動のために最大5人(子供を含む)まで集まることができます。また、同地域の域外から域内への移動、及び域内から域外への移動は引き続き、必要不可欠な買い物、医療・ケア、運動、通勤・通学等の特別な事情がない限り行うことができません。(現行規制では、12月24日(木)から26日(土)の3日間に限り、自分の属する地域(ノーザンビーチ市北部)内の他家庭を訪問するための外出が許可され、最大5人(子供を含む)まで家庭に受け入れることが特別に許可されていました。)

2.ノーザンビーチ市南部地域(ノーザンビーチ市の上記(1)以外の地域)
 上記4日間に関し、必要不可欠な買い物、医療・ケア、運動、通勤・通学等の特別な事情がない限り外出はできず、他家庭(屋内)を訪問することはできません。ただし、自分の属する地域内かつ屋外であれば、運動や娯楽活動のために最大10人(子供を含む)まで集まることができます。また、同地域の域外から域内への移動、及び域内から域外への移動は引き続き、必要不可欠な買い物、医療・ケア、運動、通勤・通学等の特別な事情がない限り行うことができません。(現行規制では、12月24日(木)から26日(土)の3日間に限り、ノーザンビーチ市北部を除く地域からの訪問者を最大10人まで家庭に受け入れることが特別に許可されていました)。

3.シドニー大都市圏(上記(1)及び(2)を除く地域)、セントラルコースト、ウーロンゴン及びネピアン・ブルーマウンテン
 上記4日間に関し、他家庭(屋内)への訪問者は最大10人(子供を含む)となります。なお、1家庭が1日に受け入れることが可能な訪問者は1グループ(制限人数内)のみであり、別グループを同じ日の別時間帯に受け入れることは許可されませんのでご注意ください。(現行規定では、12月24日(木)から26日(土)の3日間に限り、他家庭への訪問者は最大10人に加え、小学校以下の子供も追加することが特別に許可されていました)。また、シドニー市中心部(CBD)で勤務する人は、実際上可能な場合には(where practical)、在宅勤務をするよう要請されます。

4.その他のNSW州各地域
 現行の規制から変更はありません。なお、ノーザンビーチ市の居住者のうち、現在NSW州の他地域に滞在中の方については、ノーザンビーチ市外での滞在開始後14日間が経過していれば、上記1(1)及び(2)の外出制限は免除されます。他方、市外の滞在期間が14日間未満の方は、同期間が経過するまで、自身の居住地(ノーザンビーチ市各地域)に適用されている関連規制に従う必要があります。後者については、屋外での集会は引き続き最大2人までに制限されます。

 

4.変異種コロナについて

イギリスで増加して続けているこの変異種のコロナウィルスですが、イギリスから戻ったオーストラリア人にこの変異種コロナがNSW州で確認されています。

オーストラリアの場合は、海外から帰国した場合は強制的に2週間ホテルに隔離となりますので、外へ出ることは考えにくいですが、これが増えていかないことを願うばかりです。

日本では珍しく、速攻で外国から来る人たちをすべてシャットダウンしましたね。

これを国内でもやるべきだと思うのですが・・・・来年のオリンピックは無理っぽいですね。

引き続き、感染しないように注意して生活していきましょう。