とうとう営業停止処分を受けたところがNSW州で出ました。州政府が定めたコロナウィルス対策を行わずに営業を続けていたためです。NSW州では初となる営業停止措置となりました。
1.Balmainのパブが対策を怠る
シティから北西へ進んだところにあるBalmainという地域にあるパブで、Unity Hall Hotelというパブが今回の処分を受けました。
現在NSW州では大型の予約は禁止されており、原則1つのお店には最大で10名までの予約しか承ってはいけないのにもかかわらず、このパブは大人数のバースデーパーティの予約を2つも受けてしまっていたそうです。しかも以前にもNSW州からCOVID-Safeの基準を満たしていなく罰金を命じられたばかりだったとのこと。
ここから何百人もの感染者が出る恐れがあったとして、NSW州は、州では初となる営業停止という重い処分を下したそうです。
現在NSW州内のパブでは、入店時には各お店専用のアプリを用いたり、入り口でスタッフが連絡先とIDを求めたりして人数制限を行い、また万が一に備えてすぐに連絡できるような体制を取っています。
僕もここ半年くらいはレストラン・パブへは行っていませんが、以前はパブなどはぎゅうぎゅう詰めな店内の様子が多く、入り口前には行列ができていたほどだったのが、今ではその見る影もないくらい、静かになりました。
各レストランもアクリル板の衝立を設置し、テーブルや椅子も通常の半分くらいまで減らして、これでもかってくらい距離をおいて、対策を練っているお店が多いです。
2.1週間の営業停止処分
NSW州のCOVID-Safeの基準に従わなかったとして1週間の営業禁止処分を受け、さらに1万ドル(約90万~100万円)の罰金も課されています。
このパブはFacebookページで謝罪文を掲載しているみたいなので、ちょっと見てみました。
こんな感じでしたね。
要約すると、「OLGR(NSW州のお酒やギャンブルを扱うお店を管理する組織)より、COVID19対策に従わなかったとして、9月9日午前5時~9月16日午前5時まで営業停止処分を受けました。私たちはCOVID対策の規則が変わったことを十分に理解しておりませんでした。保健省が課している基準は厳しいが、軽く考えてはならないことを認識しました。規則違反後は十分な対策をしてきましたので、今度は安全な場を提供できることを心待ちにしています。」
たぶん、このパブはまた同じことをやらかすでしょうね。
今更「We acknowledge that we did not fully understand every aspect of the changing regulation」はないでしょう。もう2か月前から制限されてますし、それを今更理解していなかったでは済まされないでしょう。本当に反省しているのかどうか、またどこまでCOVID対策に真面目に取り組んでいるのか、怪しいですね。
もともとこのBalmainは、VIC州で第2波が始まったころから感染が拡大してきた地域なので、しばらくこの地域には注意しようと思います。
3.オーストラリアは特にCOVID対策に厳しい
このパブは8月にも罰金を受け、お客さんも十分な社会的距離がとられていなく、来客名簿も更新されていなかったとのことでした。こんなことが過去3度もあったそうです。このパブは今後行きたくないですね。
僕が感じていることですが、他の国と比較してもオーストラリアのコロナ対策は厳しいほうだと思います。規則違反が見つかれば容赦ないです。
今回のように罰金やビジネス停止はもちろんのこと、デモが開かれるようものなら警察ほぼ総動員でそれを断固阻止してきます。
以前のメルボルンでのデモ活動も、17名が逮捕、100人以上が罰金を課せれらています。
やっと第2波も落ち着いてきたところなので、第3波がこないように、僕たちも十分に気を付けて生活していきたいものです。