まだまだ予断は許さない状況ですが、8月21日の発表ではNSW州の新規感染者は1人のみだったそうです。
ここ最近の感染爆発ぶりを考えると、だいぶ感染ピークを過ぎてきたのかもしれません。
1.VIC州も200人を切った!
NSW州は8月21日の発表によると、過去50日間の中では最低記録となる1人のみの新規感染者で、ようやく第2波のピークを乗り越えられる兆しが見えてきました。
VIC州も連日400~500人ほどの新規感染者を記録していましたが、8月21日の発表ではその日の新規感染者は179人と、ようやく200人を切ってきました。
しかしそれでもこの人数ではまだまだ安心できる数値ではなく、VIC州はロックダウンを1カ月延長することを決定したばかりです。
他州では感染はかなり抑えられてはいるものの、NSW州とVIC州は引き続き警戒が必要で、州境が再開するのもしばらく先となりそうです。
2.ワクチン開発進行中
モリソン首相はワクチンができたら、オーストラリア国民に無料で提供できるようにすると言っていました。
オーストラリアでもだいぶワクチン開発が進んできていて、現在様々なテスト段階に入っているようです。
ワクチンの無料提供というか、ワクチン接種を義務化する方針を固めているようです。
オーストラリア国内ではクイーンズランド大学が開発を進めている一方、イギリスのオクスフォード大学でも開発中のワクチンとも契約がなされているそうです。
早くワクチンが開発されて、以前のようにとまではいかなくても、それに近い生活が戻ってくることを祈るばかりですね。
3.規制緩和の見込みは?
だいぶ新規感染者数が落ち着いてきたので州境の制限を緩和すべきという声が上がってきていますが、NSW州首相ベレジクリアン氏は、現時点ではまだ時期尚早だと断固反対の意見です。
実際のところ、感染源が不明になっているケースも多く見られ、またいつ何時感染が増大するかがわからない状況だという見解が強いですね。
確かに、特にVIC州がまだこんな状況ですから、なかなか簡単に州境は開かないですね。
でも、正直オーストラリア経済もかなり苦境に立たされているので、このままずっと閉鎖が長引くのも危機的状況の陥るでしょう。