日本航空が9月から少しだけシドニー便の運航を再開する予定を発表しましたね。
しかし、なぜか東京⇒シドニーの片道だけ・・・それってなんか意味あるんですかね?オーストラリアは引き続き国境を閉鎖中なんですけどね。
最近のコロナ状況をまとめてみたいと思います。
1.9月の日本航空運行状況
8月19日の発表によりますと、羽田⇒シドニーの片道直行便となるJL51が木曜日のみ、成田⇒シドニーの片道直行便となるJL771が月曜日のみ運行するそうです。
メルボルン線は運休のままです。
この発表を見ると、おそらく日本に滞在中のオーストラリア人、もしくはオーストラリア永住権保持者がまだまだ多いということでしょうか・・・?
結構その逆の、オーストラリアから日本へ行く人も結構いるんですけどね。
先週も1人、ウチの職場から日本への帰国を決めたスタッフがおりましたが。。。。現在シドニー~東京の往復直行便を結んでいる唯一の航空会社がANA(全日空)だけですからね。なかなか飛行機が取れないって聞いてましたから、JALも往復で週1、2回で出せばいいのにって思いますが、何か戦略なり事情なりがあるのでしょう。
2.オーストラリア出国許可却下率75%!?
オーストラリアは入国禁止だけでなく、出国禁止措置もとっています。
もちろん、一時滞在ビザの方は例外ですが(ワーホリや学生ビザの人など)、オーストラリア国籍の人と永住権保持者は原則オーストラリア出国禁止で、出国する場合は、政府の許可が必要となります。
その許可を得るためには、どうしても出国しなければならない事情を説明し、その証明を出さなければならないのです。
シドニーモーニングヘラルドの記事によると(日豪プレス経由)、現在4人のうち3人の出国申請が却下されているようです。約91950人の出国申請のうち、約22640人が許可が出ています。つまり70000人以上の人が出国申請を却下されているのです。
現在(8月下旬時点)オーストラリアで出ている新規感染者の99%は海外からの出戻りの方が原因となっています。
出国する以上、いつかは戻ってくることになりますので、あまりオーストラリアに人を外へ出したくない気持ちもわからなくはないですね。
3.第二波が落ち着き始めた
VIC州では一時は1日700人を超える新規感染者が続いておりましたが、8月20日の新規感染数は216人と、第2波ピーク時に比べればだいぶ落ち着いてきました。しかし、VIC州は現在のロックダウンをさらに1カ月延長する旨を発表しています。
コロナウィルス拡散の懸念が非常に強いオーストラリア。特に現在顕著に感染が爆発しているのはVIC州のみなので、この決定も予想はできていたことでしょうけど・・
オーストラリアはこういった緊急事態には強制的にロックダウンできるので、人の動きが止まれば、やはりウィルス拡散も抑止できますね。
ちなみにVIC州は外出時のマスク着用も強制されており、マスクをしていなかった場合は罰金$200が課せられます。
シドニーも毎日2桁の新規感染者が出ていましたが、最近は1桁台が続いています。
QLD州やSA州では新規感染者ゼロの日もときどきあり、そのせいか、パイロットプログラムの留学生を対象にオーストラリアへ戻す計画も始まっています。
⇒その時の記事はこちらから
この状況はもはや普通な感覚になってきましたね・・・コロナと共存していくつもりで、これからの自分の生活・人生の計画を立てていかなければならないでしょう。