まずオーストラリアにきてびっくりするのは、そのゴキブリ発生率の高さ。
しかも日本に比べるとデカいですよね。
苦手な人も多いと思いますが、どうしてもこればっかりは仕方ないことで、スーパーへ買い物にいっても必ずといっていいほどゴキブリ専用の殺虫剤が販売されているくらいです。
今日はいかにゴキブリと戦っていくのかをご紹介していきますね。
1.なぜオーストラリアはゴキブリが多いのか
いろいろと説はあるようですが、僕も調べてみたのですが、はっきりとした根拠は分かりません。
ただ、オーストラリアはゴキブリだけでなく、特に夏の時期はハエも非常に多いです。
(エアーズロック旅行を12月~2月頃で検討されている方はハエ除けネットは必須です)
そのほかにも、オーストラリアには日本よりもはるかに多くの種類の生物が住み着いていて、テレビなどでも出てくるいわゆる危険生物の部類に入るものも多く生存しています。
つまりオーストラリアの気候は、様々な生物にとって過ごしやすい環境条件が整っているといえるでしょう。
僕ら人間にとっても、オーストラリアは過ごしやすいイメージがありますよね。
そんな環境なので、ゴキブリも多くてしかも育ってしまうというのは、なんとなく納得できるようになっていきました。
僕が初めてオーストラリアでゴキブリに逢ったのは、バンダバーグでファーム生活を開始した翌日。洗面台の壁にヤツはいました。
こちらでは別名「G」というコードネームで日本人の間では呼ばれています。
その大きさにはとても驚きました。
日本で一人暮らししているときも、ゴキブリはほぼ出なくて、毎年何回か洗濯機のホースを外して付近を掃除するときに、たまーにその排水口から小さなサイズが1匹出るか出ないかだったのですが、その時に見たものと5倍くらい違いましたね。
噂では聞いていましたが、こうも簡単に巨大なものが出てくるとは・・・それからゴキブリ退治の訓練を自力で重ね、今では目の前に出た「G」はほぼ逃すことなく退治できるようになりました。
2.どこに住むとよいか
正直なところ、どんなサイズであれ、あの平べったい特徴の体を生かして、どこにでも侵入します。
道を歩いていれば、特に夜道は必ずと言ってよいほど出ます。
(特に夜は上にコウモリ、下にはゴキブリなんてこともあるかも・・・)
シティなどの人込みが多い道には出ませんが、郊外で普通の住居が並ぶ道にはほぼ間違いなく出ますね。
ということを考慮すると、住む場所はやはりマンションの高い階層のところがよいかと思います。
きれいにされているシティのマンションの高層がベストですが、おそらくそんなところはめちゃめちゃ家賃が高いでしょう。
シティでなくても、数階しかないアパートや普通の家は避け、エレベーターなどで移動するようなマンションがよいかと思います。
それだけではなく、次の章でも詳しく説明しますが、綺麗にされているところを選ぶのは必須です。
ただ綺麗にされているだけではなく、シェアメイトも定期的に掃除をする人・きれい好きな人であることを確認しておくべきでしょう。
まとめると・・・
- 高層のマンション
- きれいにされている部屋
- 掃除が億劫でないシェアメイト
この条件がそろっていればバッチリですね。
3.ゴキブリ対策
どんなに高い階に住んでいても、出るときは出ます。なので、普段からゴキブリが出にくい環境にしておくことが大切です。
掃除を怠らない
まずは基本中の基本です。部屋をなるべくきれいに保つことが大切です。なので、日々の掃除を怠らないようにしましょう。
毎日隅々を掃除する時間はないと思いますが、休みの日にたった1~2時間だけの時間を使うだけで掃除はできます。
僕の場合は土曜か日曜に、部屋とキッチンエリアに掃除機をかけ、バスルームもバスタブ、トイレ、シャワー室すべてを1時間半くらいかけて掃除します。
いちばん注意すべきところは、やはり食べ物類や飲み物類を床・カーペットへ落とさないことです。
落としたら、すぐさまそこを掃除しましょう。
だいたいゴキブリは暗いところと食べ物があるところにやってきます。特に食べ物は要注意ですので、キッチンは念入りに普段から清潔にしておきましょう。
クリーナーとキッチンペーパー、雑巾は常備しておき、料理したら簡単にクリーナーなどで油をふき取り、食べ物のカスを掃除する癖をつけましょう。
出た時の対処法
どんなに気を付けていても、皆さんがゴキブリ、通称「G」に出会う日は必ずやってきます。まずはその心構えをしておき、出くわしたらいつでも対処できるように準備しておきましょう。
まずは必ず殺虫剤を購入しておきましょう。いろいろと出ていますが、正直なところどれでもよいと思います。日本みたいにゴキブリホイホイみたいなトラップ型のもの売っていますが、僕の経験上はあまり効果がなく、またそばでゴキブリの死体を見るもの嫌なので、スプレーでその場で退治するのがベストでしょう。
新聞紙などで叩いて退治するのはあまりお勧めできません。その後の状況を見るのが悲惨なことですし、後の掃除も大変ですからね。
出くわしたらまずは殺虫剤を片手に、ゆっくりと背後から近づいていきましょう。
ゴキブリは神速で移動するので、気配に気づいて動き出すと次に捕えるのが大変です。
スプレーが届くギリギリの距離を保つように心がけましょう。(噴射が確実に届く距離は50cmくらいです)
そして正面ではなく、背後からゆっくりと構えます。(ゴキブリは前進しかできません)
ターゲットをロックオンしたら、5秒間くらい発射し続けましょう。
ひっくり返ったら、まずは第一段階終了です。が、ここで安心してはいけません。
この時点ではまだ麻痺しているだけで、すぐに復活する可能性があります。
ここで、ひっくり返っている「G」へ再度3秒程度噴射してトドメの一撃をくらわします。
動かなくなった時点で退治完了です。
しかし、まだ油断しないでください。 スプレーはあくまでも仮死状態にするだけですので、早急に処理することが極めて大事です。
仮死状態になっている ゴキブリを袋に入れて密閉し、即座にゴミ捨て場へ。
(家のごみ箱は絶対ダメです。必ずごみ回収されるゴミステーションのゴミ箱へ捨てましょう。)
ここでスプレーするときの注意ですが、スプレーの成分は結構強力で、あまり長時間噴射しつづけると吸い込んでしまうこともありますので、顔から十分に離して発射するか、もし余裕があればマスクをして対処にあたるとよいでしょう。
そしてゴキブリ退治が完了したら、必ず窓を開けて換気をしましょう。
時間があるときに、ただの水でよいので命中率を高めるためにあらかじめ普段から練習しておくとよいでしょう。
これで対策はバッチリなはずです。「G」なんかに負けず、実りあるオーストラリアのワーホリ・留学生活を送ってくださいね!