世界の中心エアーズロックの魅力とは?

昔の「世界を中心に愛をさけぶ」通称セカチューで話題ともなったこのエアーズロックですが、もちろんオーストラリア観光でもトップの人気を誇る場所。日本だけでなく、常に国内外から観光客が絶えない場所です。

オーストラリア国内だけでなく、実はいまだに世界中から大人気なのですよ!

エアーズロック=登るってイメージが強いですが、それだけではありません!

1.エアーズロックってどんなところ?

ayersrock with sunrise
日の出とエアーズロック

 

オーストラリアの地図を広げてみると、エアーズロックはどこに位置していますか?

そう、まさにそのど真ん中!

地球儀からみても、微妙かもしれませんが、世界の中心といえなくもないですよね 笑

別名「ウルル」とも言われており、むしろ観光ブック関連をみると、ウルルと表記されていることが多いかもしれません。

もともとは「ウルル」という先住民の言葉通りの呼び名だったのですが、イギリスの探検家がこの地を発見し、その探検家の名前がヘンリー・エアーズだったことから、後々「エアーズロック」という名前が付けられたそうですよ。

 

エアーズロックへのアクセスは基本的には飛行機です。

**バスもありますが、アリススプリングスから片道5時間ほどですので、ラウンドをするような旅でなければ、飛行機で行くことになります。

いちばんアクセスが便利なのは、やはりシドニーからでしょう。

今のところ、ジェットスターとカンタス航空がエアーズロック空港まで直行便を出しています。

その他だと、メルボルンからもジェットスターが直行便、カンタス航空はケアンズから直行便を出しています。

僻地へのフライトですので、他の国内線に比較すると、やはり高いです。

エアーズロックの旅行は、オーストラリア国内から行くとしてもだいたい1泊2日で$1000~$1500の予算となりますが、その半分は航空券代金となりますね。

日本からだと、ちょっとアクセスが難しいですので、いったんケアンズやメルボルン、シドニーに数泊の観光してから、次の旅行地としてエアーズロックへ行くような計画を立てるのがよいでしょう。

 

2.登るだけじゃない!隠された魅力とは?

basewalk ayersrock
麓からみる壮大な岩

現在は登頂が完全禁止となっています。

そもそも、登頂ができたころも、登山ゲートが開くのは30%ほどの確率しかないのですよ。天候や先住民の文化的理由で、ゲートが開いていることはほとんどありません。

登れたとしても、上から何もない草原を見下ろすだけで、エアーズロックという岩の面白さに気づくことはないでしょう。なんか、もったいない気がします。

麓を歩いていくと、長い年月をかけて雨や風、そして岩の隆起などによって、その長い歴史を直接感じ取れるような、神秘的な岩の表情を楽しむことができます。

また、先住民アボリジニの生活跡がしっかりと残されているので、昔どのような生活がなされていたのかを垣間見ることもできるでしょう。

僕も行きましたが、いちばん印象的だったのは、岩の間から水が流れ出ていて滝のようになっているところがありました。

なぜこんな乾いた土地に、岩の間から水が出てくるのでしょうか・・・?

ちょっと聞いたところ、みなさんはシドニーから行く人気観光地のブルーマウンテンズをご存知ですよね?

ブルーマウンテンズはオーストラリア全体の7割ほどの降水量となるほど、雨が集中するエリアなのですが、ここで溜められた雨水が地下を通り、エアーズロックのエリアまで流れつくものがあるそうです。

もしみなさんがエアーズロックにいって、岩から流れ出ている水をみたら、それは100年以上前にブルーマウンテンズから出発した水かもしれません。

そんなことを考えると、とても神秘的な、一度は訪れてみたい場所だという風には感じませんか?

 

3.エアーズロックを120%楽しむために

エアーズロックは、あの台形のような形をした岩だけが観光地ではないです。

是非カタジュタとキングスキャニオンへも足を運んでみてください。

ウルル・カタジュタ国立公園という大きな国立公園内に、エアーズロックの岩とカタジュタ、キングスキャニオンがあります。

 

カタジュタは、エアーズロックの岩とはまた違って、とても冒険チックな散策ができるような岩山を歩いていきます。

たくさんの方が訪れるのがウォルパ渓谷。浸食されてできた岩山の間の隙間を散策、いや、冒険していきます!

壮大にそびえたつ岩肌の景色は圧巻で、まさにオーストラリアの大自然を象徴するかのような場所です。

 

もう一つの観光ポイントは、風の谷。このカタジュタ全体を「風の谷」とも呼んでいるところもありますが、多くは時間の都合上ウォルパ渓谷がツアーとして採用されることが多いようですが、厳密なことをいうと、「風の谷」と呼ばれるところは、また別にあります。

風の谷は、ウォルパ渓谷よりももう少し奥地のところ。時間と体力と足腰に自信のある方は、風の谷のほうが、より冒険的な散策ができると思います。

ちなみに、ジブリ映画で有名な「風の谷のナウシカ」がありますが、どうもその映画の舞台とこの風の谷は、本当にここを舞台にしているのかどうか、はっきりしない部分が多いようですね。

個人的には、この風の谷の散策がいちばんおもしろかったですよ!おススメです!

valley of the wind
風の谷の景色


そしてさらに時間と予算に余裕のある方は、キングスキャニオンへ是非行ってみてください。

あのセカチューの舞台は、このキングスキャニオンだそうですよ。

断崖絶壁の岩山をトレッキングし、まさにトレジャーハンターにでもなったような気分で冒険を楽しむことができるでしょう。

この地で是非みなさんの愛を叫んでみてはいかがでしょうか? 笑

 

4.エアーズロック旅行サンプル日程

それでは、だいたいのサンプル日程をここでご紹介しましょう。

フライトスケジュール的には、シドニーとケアンズから行くのが便利です。

 

【シドニーから】

<1日目>
午前10時頃:飛行機でエアーズロックへ

午後12時~1時頃:エアーズロックに到着。無料シャトルバスがあるので、エアーズロックリゾートへ。その後ホテルにチェックイン

13~14時頃:エアーズロックを見に行くサンセットツアーに参加

<2日目>
午前4時頃:キングスキャニオンツアーに参加

午後5時頃:ツアー終了

<3日目>
午前5時頃:カタジュタを見に行くサンライズツアー

午後12時頃:ツアー終了。無料シャトルバスで空港へ

午後1時~2時頃:ジェットスターかヴァージンオーストラリア航空でシドニーへ

 

【ケアンズから】

<1日目>
午前7時ごろ:飛行機でエアーズロックへ

午前9時頃:エアーズロックに到着。無料シャトルバスがあるので、エアーズロックリゾートへ。その後ホテルにチェックイン

午後1~2時頃:エアーズロックを見に行くサンセットツアーに参加

<2日目>
午前4時頃:キングスキャニオンツアーに参加

午後5時頃:ツアー終了

<3日目>
午前5時頃:カタジュタを見に行くサンライズツアー

午後12時頃:ツアー終了。無料シャトルバスで空港へ

午後3時半時頃:カンタス航空でケアンズへ

 

キングスキャニオンまで行く時間がなければ、2日目の行程を省いて1泊2日とすることもできますよ。

その他、こんなアクティビティがあります。

 

〇遊覧飛行

その名の通り、ヘリコプターでウルル上空を眺めることができます。

 

〇ラクダツアー

ノーザンテリトリーのアウトバックな風景の中をラクダに乗って一望できます。

 

〇フィールドオブライト

ブルース・モンロというイギリスのアーティスト(有名らしいです)が手掛けた、約5万個もの電球をつかった光のアートを見に行くツアーです。

 

〇ハーレーダビッドソン

バイクに乗って、エアーズロック周辺の壮大な草原を激走します。

 

登るだけではないのです。楽しむポイントはたくさんありますし、むしろ登っている暇などないくらいなのですよ。

エアーズロックはオーストラリア観光には外せません。ワーホリや留学で来ていていれば、なおこんなところへ来られるチャンスは、日本からではなかなかないですので、是非訪れてみてくださいね!

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