ローカル企業に就職してみて

実は数週間前から転職しました。で、実はこれが初の完全オージーローカル企業の就職となりました。なんだかんだ、これまで日系の会社でしたが、ようやくローカル企業に挑戦することができました。実際にローカル会社に入ってみての感想を今日はまとめたいと思います。

1.5分前でも誰もいない

出勤初日は早めに行くのが鉄則ですよね。でも、早すぎた到着もどうしようもないので、だいたい20分前前後を目安に到着しました。

が、誰もいない。。。

10分前、、、誰も来ない。。。

5分前になって、ようやく1人だけ来ました。

で、結局時間通りに仕事をスタートしたのは1人だけ。あと2人は9時スタートなので、5分遅れで普通に来る。。でも9時から電話応対も始まるし、日本の会社ならまずありえない。。。

でも、仕事はみんなすごくちゃんとやるんですよね。

 

お昼休憩も30分くらいで切り上げてどんどん仕事をこなしていきます。

 

僕も初めての仕事場で、周りで日本語が通じないという環境も初めてなので、最初の2~3日は慣れるまでちょっと疲れましたね。

これまでも日系企業とはいえ、相手するビジネスパートナーやお客様は地元オーストラリアの方も多くいらっしゃたので、英語応対はもちろんたくさんありました。が、今回は気軽に日本語で雑談とかはできないので、そのあたりは慣れるまでちょっと大変でしたが、今は楽しく仕事できるようになりました。

 

2.お給料は悪くない

決定的なのは、日系企業に比較するとお給料はローカル企業がはるかに高いです。

とはいっても、ようやくオーストラリア給料の平均あたりに届くようになったというだけですが。。。。

もちろん日系企業でも、IT系や金融系・物流はローカル企業並みのお給料のところが多いですが、それ以外はありえないくらい低いです。

1人暮らしならなんとかやっていけるかもしれませんが、ご家族とか、1人でも養わなければならない人がいたら、絶対生きていけないです。

でも、仕事量は今とさほど変わらないですし、むしろ日系企業のほうがタダ働きさせられる、もしくはしなければならないといった状況が多い傾向にあるかと思います。

(年間でBefore tax $40,000台はさすがに永住者にとっては生きていけないです)

そして日系企業は基本ずーっとお給料はほぼ変わらないですが、ローカル企業は原則毎年各従業員にお給料の見直しが行われ、少しずつ上がっていきます。

法律が最低賃金を引き上げない限りは、日系企業は同じ給料のままです。上司が引退などして責任者のポジションに抜擢されればまた話は変わってきますが、責任者の数はもちろん決まってますので、頑張っている人全員がなれるわけではありません。

 

3.日本語ができる強み

ITや金融、医療系など、専門職の経験や資格があれば、オーストラリアローカル企業へ入りやすいかもしれません。が、僕みたいに文系で専門職もないという状況の方は、なかなか難しいかもしれません。

それで、採用されやすい日系で経験を積んで、ローカル企業へ行くという道になったわけです。

が、今はローカル企業もかなりグローバルになってきて、世界中とネットワークをつなげてビジネスをしている企業も多いです。

僕が採用される決めてとなったのは、日系大手旅行会社の経験と日本人であるということ。この会社は日本にも外国人向けの宿泊施設を持っていて、訪日旅行客を送客しているのです。

現地にも英語・日本語ができるスタッフは配置してはいるものの、日本のビジネスパートナーとの連絡のやりとりや、英語ができない現地スタッフから連絡があった場合、今まで応対に非常に苦労されていたようです。

それで、都合よく僕が応募してきたので、しめしめと思ったみたいですね(笑)

 

爆発的にお給料がよくなったというわけではないですが、ホスピタリティとしては平均値ですし、これから上がっていくことと、自分の成績に応じてボーナスが入ることを考えると、よい職場環境を見つけたと思います。(そして犬も室内で飼っているのが癒しポイント)

 

早速日本とオンラインミーティングやったりと、新入社員なのにさっそく忙しいです。

でも、楽しく仕事させてもらってます。

 

ローカル企業が良いとか、日系企業がブラックとは言いません。日系企業がホワイトでローカル企業がブラックなところもあるでしょう。

しかしながら、将来の可能性を考えると、やはりローカル企業を目指したいなというところではあるかもしれません。